テレビはいらない?40代以下のテレビ離れが加速する6つの理由

テレビはいらない?40代以下のテレビ離れが加速する6つの理由

「若者のテレビ離れが加速している」

こんな話を聞いて、たしかに

マネ男

最近テレビを見る時間が減った気がする。

マネ子

You TubeやNetflixのほうが、見たい作品があるしな…。

と思った方。

テレビなし生活をスタートして、時間もお金も節約するチャンスかもしれません。

とはいえ、いきなりテレビなし生活と言われても、どうしたら時間やお金を節約できるのかイメージが湧きにくいですよね。

そこで本記事では、

  1. テレビがいらない6つの理由
  2. テレビの代わりに必要になるもの5選

の順に、テレビなし生活を始める際に役立つ情報を紹介していきます。

土屋剛(FP)

テレビの使用頻度が少ない方は、ぜひ本記事を読んでテレビなし生活を検討してみてくださいね!

執筆・監修者

土屋 剛(つちや ごう)

  • 株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表
  • 講演実績:SBI証券や楽天等のマネーセミナー講師、確定拠出年金投資教育講師
  • 保有資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、日商簿記2級、一種証券外務員資格
FP土屋
もくじ

【若者のテレビ離れ】約半数が見ない・いらない6つの理由

【若者のテレビ離れ】約半数が見ない・いらない6つの理由

実は今、40代以下の約4~5割がテレビを見ていないことをご存知でしょうか?

NHK放送文化研究所の国民生活時間調査によれば、平日にテレビを15分以上見たと回答した人は以下のような割合になっています。

年代別のテレビの視聴率(2020年)
10~15歳
56%
16~19歳
47%
20~29歳
51%
30~39歳
63%
40~49歳
68%
50~59歳
83%
60~69歳
94%
70歳以上
95%

つまり、年代によってテレビの視聴率は大きく分かれており、特に若年層においてはテレビが必須アイテムではなくなっているのです。

マネ子

たしかに我が家も、最近は動画ばかりでテレビは全然見ないかも!

マネ男

でも、なんで若い人はテレビを見なくなったんだろうね?

土屋剛(FP)

そうですね。具体的には、この次に紹介する6つの理由が大きく関係していると考えられます。

①テレビ代わりの動画配信サービスがある

若者がテレビを見ない・いらない1つ目の理由が、「テレビ代わりの動画配信サービスがある」点です。

実際に先程紹介したNHK放送文化研究所の国民生活時間調査でも、若者のテレビ視聴が大きく減った一方でインターネットや動画利用が増加していると記載されています。

具体的には、

  • You Tube
  • Amazonプライムビデオ
  • Netflix
  • TVer
  • Tik Tok

など、ここ数年で様々な動画配信サービスが普及しました。

  1. 好きなデバイス(スマホ、タブレット、パソコン、テレビ画面)から
  2. 場合によっては無料で
  3. 動画を楽しめること

を考えると、若者がテレビから動画配信サービスへ移行したのは当然の流れなのかもしれません。

②見たい・好みの作品を探しやすい

若者がテレビを見ない・いらない2つ目の理由が、「見たい・好みの作品を探しやすい」点です。

というのも、テレビは視聴率を稼ぐために大衆向けの番組が多くなっています。

視聴者層に高齢者の割合が多いことを考えても、若者が楽しめるチャンネルが減ってきているのが現状です。

一方で、インターネット・動画配信サービスには検索機能があり、自分好みの動画や番組を探しやすくなっています。

そのため、本当に見たい番組を放送時間を待つことなく、気軽に探して見ることができるのです。

また、最近ではAIによるレコメンド機能も強化されています。

ユーザーの視聴履歴にあわせておすすめ動画を出してくれるので、自分で好みの動画を探す手間が減っているのです。

土屋剛(FP)

仕事や子育てに忙しい若者がスキマ時間を楽しむためには、テレビよりも動画配信サービスが向いているのかもしれませんね!

③レコーダー、テレビ台、リアルタイム視聴が不要になる

若者がテレビを見ない・いらない3つ目の理由が、「レコーダー、テレビ台、リアルタイム視聴が不要になる」点です。

テレビと動画配信サービスの大きな違いは、視聴方法です。

テレビ・動画配信サービスの違い

テレビ動画配信サービス
視聴端末△基本的にはテレビモニター◎スマホ、タブレット、パソコン、テレビモニターなど
全話一気に見る☓レコーダー録画やDVDレンタルが必要◎できる
見逃し配信☓基本的にはできない◎いつでも過去の作品・動画を見返すのが可能
※視聴方法が違うだけで、使いやすさが全く異なる

つまり、テレビをしっかり見る環境を整えるためには、

  • テレビ台
  • レコーダー
  • リアルタイム視聴できる時間の確保

などが必要になります。

一方で動画配信サービスは、上記を用意しなくても十分に楽しむことが可能です。

土屋剛(FP)

「テレビの設備代」や「テレビを見るスペース」を節約する意味でも、テレビなし生活はおすすめですね!

④NHK受信料を年間約1.3万~2.4万円節約できる

若者がテレビを見ない・いらない4つ目の理由が、「NHK受信料を年間約1.3万~2.4万円節約できる」点です。

マネ子

NHKを見ないのにお金を払わなきゃいけないなんて…

という方がいますが、実はNHKの放送が受信可能なデバイスがなければ、NHKにお金を払わなくてもOKです。※1※2

なので、テレビを含む

  • スマホ
  • パソコン
  • カーナビ
  • タブレット

でワンセグなどのテレビを見る機能がついていないものであれば、簡単に年間約1.3万~2.4万円のNHK受信料(固定費)を節約できます。(年払いの場合※3)

またテレビは、電気使用量の大きい家電製品ランキングでも、「3位」を獲得するほど電気代がかかる家電です。※4

今まで”見てないけどつけている”のが習慣になっていた方は、テレビなし生活を始めるだけでも電気代を節約できる可能性が高くなります。

土屋剛(FP)

年間1.3万円だけでも、10年間で13万円節約できると考えると大きな数字。

固定費を削減したい方は、この機会にテレビなし生活を検討してみましょう!

⑤テレビ離れが加速しているからなくても話題に困らない

若者がテレビを見ない・いらない5つ目の理由が、「テレビ離れが加速しているからなくても話題に困らない」点です。

冒頭でもお伝えしたとおり、40歳以下は約4~5割がテレビを見ていません。

つまり、若年層にとってテレビが共通の話題の時代は終わったのです。

むしろ今は、「You Tube」や「Tik Tok」のほうが話題に上がることも珍しくありません。

あえて話題作りのために、テレビを見る必要はないでしょう。

土屋剛(FP)

仮にテレビでどうしても見たいテレビ番組があるという場合には、記事後半で紹介する「TVer」「GYAO!」を利用するのもおすすめですよ!

⑥ニュースを見なくてもネットで情報収集できる

若者がテレビを見ない・いらない6つ目の理由が、「ニュースを見なくてもネットで情報収集できる」点です。

今はニュースを見て、情報収集をする人も減ってきています。

具体的には、

などをインターネットから見れば、最新情報が簡単に手に入ります。

つまり、あえてテレビ(ニュース番組)から情報収集をする必要性が無くなっているのです。

むしろ、インターネットでは検索やカテゴリー分けがあるため、ニュースを見るよりも早く自分の知りたい情報をゲットできます。

土屋剛(FP)

インターネットには色々な情報が流れているので、情報を調べるときに情報元を精査する必要はあります。

ただニュースを見るだけであれば、インターネットだけでも問題はないと言えるでしょう!

マネ子

そうはいっても、テレビがなくなったら代わりに何か用意しなきゃいけなくなるんじゃないの?

土屋剛(FP)

すでにお持ちの端末だけでも十分な場合が多いです。

でも、場合によってはこれから紹介するようなものがあると、より動画やインターネットを楽しみやすくなりますね!

テレビがいらない代わりに必要になるもの5選

テレビがいらない代わりに必要になるもの5選

テレビがいらない代わりに必要になる代表的なものは、

  1. スマホやタブレット
  2. ディスプレイ(PCモニター)やプロジェクター
  3. Fire TV Stick
  4. 無料の動画配信サービス
  5. 有料の動画配信サービス

の5つです。

土屋剛(FP)

それぞれどういった理由で必要になるか、詳しく紹介していきますね!

①スマホやタブレット

テレビがいらない代わりに必要になるもの1つ目は、「スマホやタブレット」です。

テレビなし生活では、テレビの代わりになるモニターが必要になります。

スマホは多くの方が持っていると思いますが、少し大きめのタブレットがあると画面が大きく動画が見やすいでしょう。

もちろんノートパソコンをモニター代わりに使うのもおすすめです。

また子供専用端末があると、アプリで視聴内容や視聴時間をコントロールできます。

土屋剛(FP)

子供にスマホやタブレットを使わせるのが心配な方は、ネットリテラシーを養うキッカケにしましょう!

今は小学校からタブレットが配布される時代なので、早期教育がおすすめですよ。

②ディスプレイモニター(PCモニター)やプロジェクター

テレビがいらない代わりに必要になるもの2つ目は、「ディスプレイモニター(PCモニター)やプロジェクター」です。

スマホやタブレットの画面だと小さすぎて、

  • スポーツ観戦
  • 映画鑑賞
  • ゲーム

などが楽しめない方は、

  • ディスプレイモニター(PCモニター)
  • プロジェクター

の購入がおすすめです。

どちらもテレビより場所を取りませんし、値段も控えめなものが増えているので導入しやすくなっています。

土屋剛(FP)

我が家ではpopin Aladdinを使っていますが、照明兼プロジェクターとして場所もとらないのでおすすめです!

テレビのような大画面で映像を楽しみたい方は、ぜひ検討してみてくださいね^^

③Fire TV Stick

テレビがいらない代わりに必要になるもの3つ目は、「Fire TV Stick」です。

動画配信サービスを利用できないディスプレイモニター(PCモニター)やプロジェクターを利用する場合は、この「Fire TV Stick」を挿せば

  • Prime Video
  • YouTube
  • Netflix
  • TVer
  • GYAO!

などの豊富な映画やビデオを大画面で楽しめるようになります。

土屋剛(FP)

設定も簡単なので、ぜひ取り入れてみてくださいね!

④無料の動画配信サービス

テレビがいらない代わりに必要になるもの4つ目は、「無料の動画配信サービス」です。

具体的には、

  • You Tube
  • TVer
  • GYAO!
  • ABEMA

などが挙げられます。

また、Amazonプライム会員の方は無料でPrime Videoを利用できます。(一部購入商品あり)

⑤有料の動画配信サービス

テレビがいらない代わりに必要になるもの5つ目は、「有料の動画配信サービス」です。

具体的には、

  • Netflix
  • Disney+
  • U-NEXT
  • dアニメストア
  • Hulu

などが挙げられます。

土屋剛(FP)

こちらは各サービスによって特徴が大きく異なるため、自分が見たい動画の種類とコスパを考えて選ぶのがおすすめでしょう!

結論:テレビがいるorいらないをこの機会に検討してみよう!

それでは最後に、本記事の重要なポイントを簡単におさらいしていきます。

本記事のまとめ

最近の40代以下は、テレビ離れが加速しており約4~5割がテレビを見ていません。

その理由としては、

  1. テレビ代わりの動画配信サービスがある
  2. 見たい・好みの作品を探しやすい
  3. レコーダー、テレビ台、リアルタイム視聴が不要になる
  4. NHK受信料を年間約1.3万~2.4万円節約できる
  5. テレビ離れが加速しているからなくても話題に困らない
  6. ニュースを見なくてもネットで情報収集できる

の6つが関係しており、情報感度が高い若者はテレビなし生活で時間とお金を賢く節約しているようです。

また、テレビの代わりに

  1. スマホやタブレット
  2. ディスプレイ(PCモニター)やプロジェクター
  3. Fire TV Stick
  4. 無料の動画配信サービス
  5. 有料の動画配信サービス

の5つのものやサービスを状況に応じて使い分けることで、充実した視聴環境を整えられます。

以上、今回は若者から流行が広がっている「テレビなし生活」について解説してみました。

”テレビは家に必要なもの”という固定概念を取り払ってみると、余計な固定費や時間を節約した上で最新のサービスを楽しめます。

土屋剛(FP)

テレビ番組を見る頻度が少ない方は、ぜひこの機会に本当にテレビが必要なのかを考えてみてくださいね^^

FP事務所サービス

FP相談友だち登録&15秒の簡単アンケートで
販売ノルマがない独立系FPが、
幅広いジャンルのご相談をお受けします。

住宅購入
保険
家計管理
資産運用
相続・贈与対策 など


無料相談はこちら
公式LINELINE登録
公式LINEのお友達登録&簡単アンケートで、
以下5つの特典を無料プレゼント!

家計リスク簡易チェッカー
新NISA活用チェックリスト
住宅購入チェックリスト
保険リスクマップ表
子どものお小遣い表

公式LINE
友だち登録はこちら
FP相談公式LINE
友だち登録&15秒の簡単アンケートで
販売ノルマがない独立系FPが、
幅広いジャンルのご相談をお受けします。

住宅購入
保険
家計管理
資産運用
相続・贈与対策 など
LINE登録
公式LINEのお友達登録&簡単アンケートで、
以下5つの特典を無料プレゼント!

家計リスク簡易チェッカー
新NISA活用チェックリスト
住宅購入チェックリスト
保険リスクマップ表
子どものお小遣い表
無料相談はこちら公式LINE友だち登録はこちら
テレビはいらない?40代以下のテレビ離れが加速する6つの理由

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事内容を誰かと共有したい場合はこちら

コメント(承認制のため、4~5日以内に反映・返信予定です)

コメント一覧 (4件)

  • データのとり方が不明です。テレビの試聴時間15分を条件としたのは、はなはだ疑問です。天気予報とトピックスで15分は経過してしまいます。最低でも合計60分は 見ますよ。

    • コメントありがとうございます!

      NHKの調査なので、「テレビの視聴時間15分以上」といった区切りのデータ集計になってしまっていますが、テレビを見る時間は個々で異なりますよね。15分以上には60分の方も含まれているのですが、そのあたりもわかりにくかったと思います。

      調査内容が説明されている読売新聞の記事も別途見つけたので、引用サイトの資料等みてもわからない場合には、以下URLもあわせて参考にしていただけますと幸いです^^

      https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210520-OYT1T50222/

    • コメントありがとうございます!
      たしかに、動画のスキップ機能に慣れてしまうと、CMの待ち時間は億劫ですよね^^;

コメントする

もくじ