そろそろ、うちの子にも塾を考えないといけないと思ってるんだけど…
通いやすさを考えると、やっぱり家の近所の塾から選んだ方が安心かな?
通塾にかかる時間は大切な要素ですね!ですが最近は「オンライン塾」という選択肢があることをご存知ですか?
2020年以降、よく耳にするようになった「オンライン塾」。 最近出てきた新しいサービスということもあり、どれくらいの料金が相場なのか、どんなメリットデメリットがあるのか、イメージがつきにくいですよね。
そこでこの記事では、まず、オンライン塾の概要やサービス内容の種類、料金の相場をご紹介。選ぶ際に把握しておきたいメリット・デメリットを解説します。 最後まで読めば、オンライン塾があなたのご家庭に合っているのかを判断できるようになりますよ。
土屋 剛(つちや ごう)
- 株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表
- 講演実績:SBI証券や楽天等のマネーセミナー講師、確定拠出年金投資教育講師
- 保有資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、日商簿記2級、一種証券外務員資格
オンライン塾ってどんなサービス?
オンライン塾とはどのようなもので、どんなサービスがあるのでしょうか。
オンライン塾を選ぶ際に必ず確認しておきたいのは、「実施形式」「授業形式」「サービス内容」の3つです。
気になるその中身を、それぞれ解説していきます。
オンライン塾の実施形式
オンライン塾と一言でいっても、その実施形式には大体2つの種類があります。
- 通塾とオンラインのハイブリット型
- 完全オンライン実施型
通塾型とオンラインのハイブリットタイプは、基本は通塾で授業を行いながら、必要に応じてオンライン授業を行うことができます。中には、「授業は基本的にオンラインで行いながら自習室だけ通塾できるスペースが用意されている」という形式の塾もあるので、サービス内容をよく確認しましょう。
一方、完全オンライン実施タイプは、教室がなく、授業や自習室・進路指導などが全てオンラインで完結するスタイルです。自宅のPCをオンラインで繋ぐだけで塾のサービスが全て利用できます。
オンライン塾の授業形式
次に確認したいのが、授業形式です。オンライン塾でよく実施されている授業形式を、大きく分けて3つ紹介します。
- 映像授業形式
- 個別指導形式
- コーチング形式
まず映像授業形式は、事前に用意された講師の授業動画を視聴する形で授業を受けます。板書を移している時間は映像を止めたり、先生の授業をいつでも・どこでも・何度でも視聴できたりするメリットがあります。
一方、「見られている」という緊張感がないためにだらけてしまう可能性があるので、自分で計画的に学習する習慣を持っている子どもにおすすめです。
個別指導形式は、講師と子どもがZOOMなどのオンライン通話をつなぎ、会話しながら授業を行います。
通塾型の学習塾では1対2の教室が多いですが、オンライン塾では1対1が主流なのでより丁寧な指導を期待できます。わからないところを徹底的に教えて欲しい子どもにおすすめです。
コーチング形式は、先生が子どもの学習方法や進捗管理を行なってくれる形式です。
目標達成までに現状で何が必要なのか、勉強方法をどう改善していく必要があるのかなどをヒアリングを通じて明らかにし、今やるべきことを明確化していきます。勉強に対してモチベーションを持てない子どもにおすすめです。
また、オンライン塾では、通塾型の学習塾で主流の「集団授業形式」はほぼみられません。集団で競い合う方がモチベーションが上がる子どもの場合は、通塾型の塾も合わせて検討しましょう。
オンライン塾のサービス内容
最後に、オンライン塾のサービス内容を確認しましょう。提供されていることが多いサービスは以下の通りです。
- 自習室の提供
- 保護者面談の実施
- 学習計画の作成
- メンタリングの実施
オンライン塾の自習室は、みんなで決まった時間にビデオ通話をつなぎ、勉強する形が提供されることが多いと言えます。
保護者面談に関しては、通塾型と違ってまとまった時間を作る必要がないため、参加しやすいでしょう。学習計画の作成とメンタリングについては、コーチング形式のオンライン塾で実施されていることが多いサービスです。
オンライン塾の料金相場はどれくらい?費用は抑えられる?
このように様々な形式とサービス内容から選択が可能なオンライン学習塾ですが、その料金相場はどのくらいなのでしょうか。
通塾型の学習塾の相場とも比較していきます。
オンライン塾の料金相場
前項でご紹介した3つの形式に関して、それぞれの相場を紹介します。
- 映像授業形式:2,000円〜4,000円程度
- 個別指導形式:10,000円〜16,000円程度(1週間に1回60分の場合の月謝)
- コーチング形式:20,000〜40,000円程度
映像授業形式では、特に視聴できる教科や回数、期間をチェックしておきましょう。
個別指導形式では、1コマの授業が何分なのか、週に何回から受講できるのかは重要な要素です。
コーチング形式では、教科指導は含むのかを事前に確認しておきたいところ。
それぞれ単体ではなく、個別指導+コーチングといったように、3つの形式を組み合わせてサービス展開しているオンライン塾も多くあります。
相場も大切ですが、形式が子どもに合っていることが塾選びの大切なポイントです。無料体験授業を行なっている塾も多いので、どの内容が子どもに合うのかよく吟味して決めましょう。
また、 塾によっては入塾金、システム利用費、季節講習会費、などが別途かかる場合がありますので、注意が必要です。
それぞれの特徴を持つオンライン塾の例:
映像授業形式のオンライン塾
個別指導形式のオンライン塾
コーチング形式のオンライン塾
通塾型の塾との比較
オンライン塾は、通塾型の塾よりも安いイメージがあるけど、実際どうなんでしょう?
では次に、通塾型とオンライン型について、個別指導形式の料金相場を比較してみましょう。(1対1〜1対2の個別指導形式について1コマ60分以上を想定した場合の相場)
塾のタイプ | 月謝相場(1科目受講の場合) |
通塾型の学習塾 | 15,000円〜30,000円程度 |
オンライン塾 | 10,000円〜16,000円程度 |
このように、オンライン塾の方が最低価格が安く設定されている傾向があります。これは、オンライン塾が生徒個人に合わせたコマ組を実現するために、最小授業時間を短くしていることが理由です。
授業料の他にも、オンラインでは、お弁当代や電車代、車で送迎する際のガソリン代などを節約することができます。
通塾型の場合、1コマあたりの時間や開始時間は決まっていることが多いのが特徴です。また、個別指導は完全1:1だけでなく、1:2や1:3の場合もあるので、講師一人に対しての生徒人数はよく確認してください。
オンライン塾のメリット・デメリットを紹介
料金相場やかかる総額を比べると、オンライン型にややメリットがあるように感じますが、塾を選ぶ上ではその費用対効果が最も大切です。
では、オンライン塾にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
オンライン塾のメリット
送り迎えなどの家庭にかかる負担が少ない
通塾型の塾では授業は放課後に設定されていることが多いため、夜終わる時間が遅くなったり、場所が遠かったりすると、親の送迎が必要になってきます。
また、塾の時間帯によってはお弁当を準備しないといけないことも。
家族の生活スケジュールを子どもに合わせる必要があるため、仕事が忙しいお母さんにはかなり負担がかかることが予想されます。
一方オンラインだと、塾の授業時間に合わせてご飯やお風呂の時間を調整するだけで、受講が可能です。送り迎えやお弁当の負担が無くなるのは、明確なメリットと言えるでしょう。
通塾のサポートが少なくなるのは嬉しいですね!
時間を有効活用できる
オンライン塾は、塾に行くための移動時間がかからないので、授業時間ギリギリまで勉強することができます。そして授業をうけ、終わった後すぐにまた自習を再開することも可能です。オンラインであることを利用して、早朝や夜遅くに授業設定できる場合もあります。生活スタイルに合わせてスキマ時間に勉強できるのも魅力です。
子どもの授業中の様子を実際に見られる
通塾型の塾に通わせるときによく起きる悩みの一つが、「塾でちゃんとやってるか親が見ることができない」こと。
オンライン塾だと、すぐそばで子どもが授業を受けている様子を見ることができます。
集中具合や先生とのやりとりなどを直接目で見ることができるので安心です。
オンライン塾のデメリット
気持ちの切り替えが難しい
通塾型では「塾にいくことで勉強のスイッチが入る」という子どもも多い一方、オンライン塾では家で全ての授業を受けることになるため、場所を移動することによる気持ちの切り替えが期待できません。
家で勉強する習慣がなかったり、集中して勉強できる空間が家の中にない場合、近くで兄弟や家族がくつろいでいる横で授業を受けることになります。家で勉強することに苦手意識がある場合、慣れるまでに時間がかかる可能性があることを考慮に入れておきましょう。
小さい兄弟がいるので、授業を受ける場所を考えないといけませんね。
子ども専用の機器が必要になる
授業を受けるために子ども専用のPCやタブレットが必要になります。必要機器の貸し出しサービスをしているオンライン塾もありますが、ほとんどはご家庭で用意する必要があるため、事前確認が必要です。
ずっと子どもが家にいる
小学生の場合、一人で留守番させるのはまだ不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。オンライン塾では、子どもが家で授業を受けることになるため、授業時間中は親が在宅する必要があります。
通塾型の場合は、子どもが塾に行っている間に買い物に行ったり少し家を空けたりすることも可能ですが、オンラインだとそれがしにくいことはデメリットと言えるでしょう。
オンライン塾の料金とメリットデメリットを総合的に判断しよう!
オンライン塾には、通塾とオンラインのハイブリット型と完全オンライン実施型の2つの形式があり、授業形態も映像授業形式・個別指導形式・コーチング形式などが主な種類です。提供サービスには、自習室の提供、保護者面談の実施、学習計画の作成、メンタリングの実施など、通塾型と遜色なく充実しています。
相場については、授業形式と組み合わせによって変わってくるのが特徴です。通塾型と比較するとオンライン塾の方がやや安価に設定されていることが多いといえます。
オンライン塾のメリットとデメリットをまとめると、下表のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
送り迎えなどの家庭にかかる負担が小さい 時間を有効活用できる 子どもの授業中の様子を実際にみられる | 気持ちの切り替えが難しい 子ども専用の機器が必要になる ずっと子どもが家にいる |
塾を選ぶ際に一番大切なのは、子どもやご家庭の生活スタイルにその塾が合っているかどうかです。相場を参考にしながら、子どもとの相性、ご家族のサポートが継続できるかなどを総合的に判断することが大切です。
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