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【防災グッズの費用相場】1人あたりいくら必要かをFPが解説

【防災グッズの費用相場】1人あたりいくら必要かをFPが解説
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日本は、世界で発生する自然災害の被害総額の約2割を占める災害大国です。

地震だけではなく、

  • 台風
  • 洪水
  • 津波
  • 土砂災害
  • 火山噴火
  • 雪害

など、さまざまな災害が日本で発生し、その頻度や被害規模も年々増加しています。

しかし、そんな日本でも”災害への備え”が後回しになっている人が多いですよね。

そこで本記事では、「そろそろ防災グッズをそろえようかな?」と考えていた方に役立つ情報をFP視点で紹介していきます。

本記事を読むと分かること
  • 防災グッズの費用相場
  • 防災グッズの必要性
  • 防災グッズの準備で知っておきたいポイント
土屋剛(FP)

本記事を読めば、自然災害への不安を減らすための具体的な対策を知ることができます

ぜひ参考にしてくださいね!

執筆者・監修者

土屋 剛(つちや ごう)

株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表

土屋 剛
CFP®/二種・一種証券外務員資格/日商簿記2級
もくじ

【防災グッズの費用相場】1人あたりいくらかかるの?

【防災グッズの費用相場】1人あたりいくらかかるの?

防災グッズの費用相場は、

  • 非常持出袋:1人あたり約1万~1.5万円
  • 自宅の防災備蓄:1人あたり約2万円

です。

土屋剛(FP)

それぞれどういうことか、説明していきますね!

非常持出袋:1人あたり約1万~1.5万円

非常持出袋とは、

  • 今すぐ避難が必要な状況で
  • 持ち運んで逃げるために必要な最低限の物品を入れておく

袋やカバンのことです。

費用相場は1人あたり約1万円〜1.5万円で、セット商品も販売されています。

防災セットの一例

安く済ませたい場合には、100均などで個別に商品をそろえて節約することも可能です。

具体的には、避難所や野宿生活を数日程度サポートしてくれる以下のようなグッズを入れておくのがおすすめでしょう。

非常持出袋の中身の例
  • 生活必需品(メガネ、コンタクト、持病の薬など)
  • レインウェア(雨具)
  • ヘルメット
  • ヘッドライト
  • 安全靴
  • 安全グローブ
  • ラジオ
  • モバイルバッテリー
  • 乾電池
  • 紙製の防災マップやマニュアル
  • 応急手当の道具(絆創膏、傷パッドなど)
  • 着替え類一式
  • 暑さ、寒さ対策(カイロ、塩分タブレットなど)
  • マスク、ウェットティッシュ
  • 生理用品
  • 非常用トイレ
  • レジャーシート
  • 防災食品
  • 1万円程度の現金(小銭、千円札多め) など

他にも乳児がいる世帯では、おむつやミルクなども必要になります。

土屋剛(FP)

詳しくは以下の防災アドバイザー作成動画を参考に、ご自身の家庭で必要なものをピックアップしてみてください。

非常持出袋のおすすめ動画

自宅の防災備蓄:1人あたり約2万円

自宅の防災備蓄とは、在宅避難をする場合に必要な防災グッズのことです。

費用相場は1人あたり約2万円で、想定外の大規模災害で長期間ライフライン(電気、ガス、水道など)が停止した状況への備えになります。

例えば、南海トラフ巨大地震が発生した場合には、約2週間~1ヶ月は電気・ガス・水道などのライフラインが途絶えると言われています。※

そのため、緊急時に備えて以下のようなグッズを自宅に備蓄しておくと安心でしょう。

自宅の防災備蓄例
  • 生活必需品(持病の薬、コンタクト洗浄液など)
  • 衛生・生活用品(ウェットティッシュ、マスク、除菌スプレーなど)
  • 飲料水や食品
  • 非常用トイレ
  • カセットコンロ
  • 乾電池
  • ソーラーパネル
  • モバイルバッテリー
  • ラジオ
  • ヘッドライト など

ただし、こちらも世帯人数や家族構成によって備蓄量が異なります。

土屋剛(FP)

ご家庭の状況に合わせて、何をどのくらいそろえればいいか分からなくなったら、以下の「自治体サイト」や「防災アドバイザー作成の動画」で情報収集をしたほうが良いでしょう。

自宅の防災備蓄におすすめな自治体サイト

自分に合った備蓄を調べてみよう | 東京備蓄ナビ

自宅の防災備蓄のおすすめ動画

土屋剛(FP)

では次に、なぜ費用をかけてまで防災グッズを用意する必要があるかについてお話していきます。

なぜ費用をかけてまで防災グッズを用意する必要があるの?

なぜ費用をかけてまで防災グッズを用意する必要があるの?

さて、ここまで読まれた方の中には、

マネ男

いざとなったら避難所があるし、費用をかけてまで防災グッズを用意する必要はあるの?

と疑問に思った方もいるかもしれません。

しかし、よくニュースなどで目にする避難所または国の支援に過剰な期待を寄せるのは危険です。

なぜなら、

  1. 災害後の被災生活が原因で亡くなることがある
  2. 避難所に入れない可能性のほうが高い
  3. 避難所に入れても劣悪な環境で暮らすことになる

といった3つの問題が事実として存在しているからです。

土屋剛(FP)

それぞれどういうことか、一つひとつ解説していきますね。

①災害後の被災生活が原因で亡くなることがある

費用をかけてまで防災グッズを用意したほうが良い1つ目の理由は、「災害後の被災生活が原因で亡くなることがある」です。

過去の震災でも災害関連死(災害では助かったが被災生活で死亡する状況)で、多くの人が命を落としています。

特に熊本地震では、地震による「直接死」が50人なのに対し、避難生活による心身不調などで亡くなった「災害関連死」は226人と全体の8割に上りました。

地震の死者数の内訳

東日本大震災熊本地震
直接死15,899人50人
災害関連死3,767人218人
合計19,666人273人

そして、この災害関連死の1番の被害者になるのが

  • 高齢者
  • 障害者
  • 妊産婦
  • 乳幼児

などの特徴を持った方々なのです。

上記の災害関連死のリスクが高い属性の人は、避難生活では困難な状況を強いられることが多く、救援物資も不十分で心身の不調を抱えやすくなります。

そのため、マネきっずのメイン読者である子育て世帯の場合には、お子さまやご家族を守るためにご自身で防災グッズを備蓄する意識を強く持つことが重要です。

②避難所に入れない可能性のほうが高い

費用をかけてまで防災グッズを用意したほうが良い2つ目の理由は、「避難所に入れない可能性のほうが高い」です。

例えば、東京都や大阪市の避難所受入可能率は約2割になります。

つまり、東京都や大阪市の住民の約8割は避難所には入れないのです。

そのため、人数的な問題で避難所を利用できない方は、在宅避難(自宅での避難)を余儀なくされます。

支援物資も避難所を利用する人の分しかないため、ご自身で防災グッズを備蓄しておかないと、非常時はかなり困窮した状態になるでしょう。

大阪市や東京都の避難所データ

大阪市東京都
人口約275万人約1,400万人
避難所定員約61万人約320万人
受入可能率約22.2%約22.9%

③避難所に入れても劣悪な環境で暮らすことになる

費用をかけてまで防災グッズを用意したほうが良い3つ目の理由は、「避難所に入れても劣悪な環境で暮らすことになる」です。

たとえ、避難所に入れたとしても安心はできません、

というのも、避難所の生活は思っているよりも過酷になるケースが多いからです。

特にマネきっずのメイン読者のように、子育て世帯の場合には在宅避難を選んだほうがかえって心身のストレスが少なくなる可能性もあります。

避難所の生活環境イメージ

与えられる広さ1人あたり畳1畳分
環境体育館の床に雑魚寝
※長期の場合:簡易ベッド
トイレ50人につき、便器1つ
※長期の場合:20人につき、便器1つ
給水量1人あたり1日3L
備蓄されている食事乾パン、アルファ米
※長期滞在する場合には、プライバシーや騒音問題・感染症の蔓延・盗難や犯罪問題なども続出しやすい。
土屋剛(FP)

避難所以外で生活する選択肢を残すためにも、防災グッズの備蓄は子育て世帯にとって重要になりそうです。

では次に、そんな防災グッズを準備する際に知っておきたいポイントを紹介していきます。

防災グッズを準備で知っておきたいポイント3選

防災グッズを準備で知っておきたいポイント3選

防災グッズを準備で知っておきたいポイントは、

  1. 必要量は3日分・1週間分を目安に考える
  2. 水・非常用トイレ・カセットガスは一定数を常備
  3. ローリングストックを取り入れる

の3つです。

土屋剛(FP)

それぞれどういうことか、詳しく解説していきますね!

①必要量は3日分・1週間分を目安に考える

防災グッズを準備する際には、

  • 非常持出袋:3日分
  • 自宅の防災備蓄:1週間分

を目安に用意するのがおすすめです。

というのも、非常持出袋は持ち運んで逃げる際に、重すぎると避難に支障が出てしまいます。

そのため、最低3日分の量(成人男性15kg以下、成人女性10kg以下、小学生の子供3~4kg程度)に抑えておくことがポイントになるのです。

一方で、自宅の防災備蓄は

  • 避難所に入れなかった
  • 避難所での生活が難しい

ときに、長期間自宅で避難生活を送ることを考えて準備しなければなりません。

その際は最低でも1週間はライフラインが止まる想定して、防災グッズを用意しておく必要があるのです。

②水・非常用トイレ・カセットガスは一定数を常備

防災グッズを準備で重要な2つ目のポイントは、ライフライン(電気、ガス、水道など)が停止した際の備えです。

具体的には、

  • カセットコンロ&ガスボンべ:1人あたり1日0.5本✕7日分(3.5本)
  • 非常用トイレ:1人あたり1日5回分✕7日分(35回分)
  • 水:1人あたり1日3L✕7日分(2Lペットボトル約11本分)

が用意できていると安心でしょう。

さらに停電対策としてライトやラジオとは別に、ソーラーパネル・乾電池・モバイルバッテリーも用意しておくと、いざというときに心強いです。

③ローリングストックを取り入れる

防災グッズを準備で重要な3つ目のポイントは、ローリングストックを取り入れることです。

ローリングストックとは、

  • 普段から少し多めに食材や消耗品をストックしておき
  • 使ったら使った分だけ新たに買い直すことで
  • 常に一定量の備蓄をしておく

方法のこと。

ローリングストックには、

  1. 防災専用商品をそろえなくていい
  2. 備蓄品の鮮度を保てる
  3. ご家庭の今の状況に合わせた商品を備蓄できる

などのメリットもあるため、防災時以外でも食材などの備蓄品を無駄にせず使いたい方にぴったりです。

ただし、ご家庭の状況によっては、在庫を切らさないように買い物や管理をするのが難しいケースもありますよね。

そういった場合には、あえて長期保存可能な防災専用食品などを購入するのもおすすめでしょう。

土屋剛(FP)

ぜひ、ご家庭と相性の良い方法で防災備蓄の準備を進めてみてくださいね!

防災専用食品の例

結論:防災グッズの費用は家計の必要経費に!

それでは最後に、本記事の重要なポイントを簡単におさらいしていきます。

本記事のまとめ

防災グッズの費用相場は、

  • 非常持出袋:1人あたり約1万~1.5万円
  • 自宅の防災備蓄:1人あたり約2万円

です。

決して安い金額とは言えませんが、

  1. 災害後の被災生活が原因で亡くなることがある
  2. 避難所に入れない可能性のほうが高い
  3. 避難所に入れても劣悪な環境で暮らすことになる

といった3つの問題が実際にあるため、災害大国の日本においては防災グッズをしっかり準備しておくのがおすすめです。

また、防災グッズを準備する際には、

  1. 必要量は3日分・1週間分を目安に考える
  2. 水・非常用トイレ・カセットガスは一定数を常備
  3. ローリングストックを取り入れる

の3つのポイントを抑えておくと良いでしょう。

以上、今回は防災グッズについてお伝えしました。

日本において災害などの緊急時は、国に頼らず自分で非常時を乗り越えることを求められるケースが多いです。

土屋剛(FP)

大切な人をいざというときに守るためにも、この機会に防災への備えについてご家族で改めて話し合ってみましょう!

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