冬のエアコン暖房費の節電方法7選!2023年のお得な補助金をFPが紹介

冬のエアコン暖房費の節電方法7選!2023年のお得な補助金をFPが紹介

昨年の夏には、【夏の冷房節約術】電気代が高騰する2022年の注意点をFPが解説といった記事を公開しました。

しかし、2023年の冬になっても、電気代は高騰し続けています。

実際にSNSなどでは、

マネ子

電気代が4万を超えた!去年と比べて高すぎる!!

マネ男

今月の電気代が見たことない数字になっている。恐ろしい!

といった声が飛び交っています。

こういった問題解決のため、一般家庭や企業は電気・ガス価格激変緩和として、

  • 2023年1月使用分(2月検針分)から
  • 2023年9月使用分(10月検針分)まで

国から補助金をもらえることになりました。

ただし、今後も電気代の高騰は続くと見られています。

そのため、ぜひ本記事を参考に、長期目線で役立つ冬のエアコンの節電方法を知っていただければと思います。

土屋剛(FP)

では、さっそく本文に移っていきましょう!

執筆者・監修者

土屋 剛(つちや ごう)

株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表

土屋 剛
CFP®/二種・一種証券外務員資格/日商簿記2級
もくじ

【冬のエアコン】節電方法の前に3つの基礎知識

【冬のエアコン】節電方法の前に3つの基礎知識

まずは冬のエアコンの節電方法を考える前に、知っておくと役立つ3つの基礎知識を紹介していきます。

冬の節電方法と3つの基礎知識
  1. 理想的な室温とその理由:健康のために最低室温18℃以上を目指す
  2. 暖房の設定温度:地域差はあるが、20℃以上に設定する人が半数以上
  3. 冬は夏よりも消費電力が多い:冬のほうが電気代が高い
土屋剛(FP)

どういうことか、一つひとつ詳しく説明していきますね!

①理想的な室温とその理由

冬の理想的な最低室温は、18℃以上(小児・高齢者はもっと暖かく)だと言われています。

というのも、『住宅の温熱環境と健康の関連 – 国土交通省』によれば、室温が低くなると健康に多大な悪影響を与えることがわかっているからです。

室温18℃以下の健康リスク

室温が18℃以下になると、

  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 循環器疾患

のリスクが上昇する。

逆に暖かい住まいだと、健康寿命が約4歳も伸びる!

そのため、まずは節電方法を調べる前に、ご自宅の室温を計測することからはじめると良いでしょう。

何℃まで改善すればいいかわかるようになるので、余計な電力を消費しなくて済むようになります。

土屋剛(FP)

快適な室温で過ごすことで、将来にわたり余計な医療費も削減できますよ!

ご自宅の室温計測におすすめのツール

②みんなのエアコン(暖房)の設定温度は何度?

『環境省|令和2年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)』”図2-67”によれば、エアコン(暖房)の温度は半数以上のご家庭が20℃以上に設定しています。

暖房の設定温度ベスト5(全国)
  • 1位:23℃(14.0%)
  • 2位:22℃(13.5%)
  • 3位:20℃(13.2%
  • 4位:25℃(12.2%)
  • 5位:27℃以上(11.4%)

ただし、上記は全国を対象にした調査結果です。

地方別の調査結果で、例えば関東甲信(都市部)を見ると、以下のように若干結果が変わってきますのでご注意ください。

暖房の設定温度ベスト5(関東甲信)
  • 1位:20℃(18.0%)
  • 2位:22℃(11.9%)
  • 3位:18℃以下(11.2%)
  • 4位:23℃(10.7%)
  • 5位:25℃または24℃(9.3%)

ですので、お住まいの地域の設定温度とご自宅の設定温度の差が大きくないかをチェックしたい場合には、『環境省|令和2年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)』の”図2-69”をチェックいただくのが確実です。

③冬は夏よりも消費電力が多いので電気代に注意

冬は夏よりも消費電力が多くなります。

なぜなら、冬のほうが外気温とエアコン設定温度の差が大きくなり、消費電力が増えるからです。

夏・冬の外気温と室温の差

外気温35℃7℃
エアコン設定温度27℃20℃
外気温と設定温度の差8℃13℃
→冬のほうが外気温と差が大きく、電力消費が激しい!

実際に、電気代も夏季より冬季のほうが高くなることがわかっています。

夏・冬の平均的な電気代の差

夏(2022年7~9月)冬(2022年1月~3月)夏と冬の電気代の差
3人家族12,062円15,320円冬のほうが3,258円高い
4人家族12,922円16,286円冬のほうが3,364円高い
5人家族14,038円18,467円冬のほうが4,429円高い

そのため、冬は夏以上にこのあと紹介する節電方法などを実践していく必要性が高いのです!

土屋剛(FP)

では次に、FP視点でコスパが良い冬のおすすめ節電方法を7つ紹介していきます。

冬のエアコンの節電方法7選!おすすめ順に紹介

冬のエアコンの節電方法7選!おすすめ順に紹介

冬のエアコン(暖房)の節電におすすめな方法は、

  1. 窓断熱(補助金利用でお得に節電)
  2. 時間帯や天気によってカーテンの開閉をする
  3. ランニングコストが安い暖房器具を有効活用
  4. エアコンの使い方・掃除方法の見直し
  5. 湿度調整で体感温度を上昇させる
  6. サーキュレーターで暖かい空気を循環させる
  7. 電力会社の見直し(2023年1月時点では注意)

です。

土屋剛(FP)

それぞれ具体的にどんなポイントに注意して実践すれば良いのかを、お話していきますね!

①窓断熱(補助金利用でお得に節電)

冬のエアコン(暖房)の節電方法で1番おすすめなのは、「窓断熱」になります。

なぜなら、住まいの中で熱の出入りが1番大きいのは窓だからです。

具体的には、アルミフレーム(複層ガラス)の窓の場合、窓から暖かい空気が約50%も外に逃げてしまいます。

つまり、冬の室内の暖かさを維持し、電気代を節約するためには最初に「窓」を攻略することが1番なのです。

実際に政府でも、近年のエネルギー不足をふまえ、2023年には日本の住宅性能の低さを解消するために窓断熱リフォームに関連する最大200万円の補助金を支給しています。

また、他にも各自治体から独自の窓断熱補助金が出ていたり、窓断熱リフォームに関連する減税制度が使えたりするので、お得に窓を断熱をすると良いでしょう。

窓断熱に関連する補助金制度の内容や要件は、毎年変更されます。

予算が上限に達してしまうと、補助金を利用できなくなる可能性も高いです。補助金をご利用予定の方は、早めに申し込みをしましょう。

また、

  • お住まいの住居が賃貸
  • 初期費用をあまりかけたくない

場合には、断熱効果は下がり補助金も利用できませんが、簡易かつ安価な内窓や断熱ライナー等を設置する方法もあります。

引越し時に取り外し可能な窓断熱商品

土屋剛(FP)

ぜひ、ご家庭と相性の良い方法で窓断熱をして、節電にチャレンジしてみてくださいね!

②時間帯や天気によってカーテンの開閉をする

冬のエアコン(暖房)の節電方法で2番目におすすめなのは、「時間帯や天気によってカーテンの開閉をする」になります。

なぜなら冬は、

  • 日当たりの良い時間→カーテンを開けて太陽光を取り入れ、部屋を暖める
  • 夕方~朝方の日が暮れる時間→カーテンを閉めて、窓から暖かい空気が逃げるのを防ぐ

のように太陽の光をうまく利用することで、部屋の温度を快適にできるからです。

とはいえ、仕事や育児に忙しいご家庭で、時間帯や天気に合わせて毎日カーテンの開閉を管理するのはめんどくさいですよね。

土屋剛(FP)

そういった場合には、以下のIOT家電を利用することで、カーテンの開閉を自動化できます。

ぜひ、試してみてくださいね!

カーテンの開閉を自動化する家電

③ランニングコストが安い暖房器具を有効活用

冬のエアコン(暖房)の節電方法で3番目におすすめなのは、「ランニングコストが安い暖房器具を有効活用」になります。

以下のように、

  • 目的
  • 空間の広さ

に適したランニングコストが安い暖房器具を有効活用することで、エアコン(暖房)も節電が可能です。

機種別の1時間あたりのランニングコスト

機種別の1時間あたりのランニングコスト
広い空間を長時間暖めたいガスファンヒーター(都市ガス):約12円
エアコン:約18.6円
石油ファンヒーター:約24.7円
狭い空間を短時間温めたい電気ストーブ(カーボンヒーター):強27.9円/弱14円
セラミックファンヒーター:強37.2円/ 弱17.1円
電気ストーブ(ハロゲンヒーター):強37.2円/弱24.8円
温めたいスポットが決まっている電気ブランケット:1.6円
こたつ:強5円/弱2.5円
電気カーペット:強7.9円/中5.7円
太字は、中でも電気代が安い暖房器具

④エアコンの使い方・掃除方法の見直し

冬のエアコン(暖房)の節電方法で4番目におすすめなのは、「エアコンの使い方・掃除方法の見直し」になります。

具体的には、

  1. 2週間に一度フィルターの掃除をする(約6%も暖房時の消費電力を削減
  2. エアコンは弱より自動運転(効率的な運転で消費電力を削減
  3. エアコンの使い方:1時間以内の外出は、エアコンはつけっぱなしがお得

を意識するのがおすすめです。

土屋剛(FP)

ぜひ、試してみてくださいね!

⑤湿度調整で体感温度を上昇させる

冬のエアコン(暖房)の節電方法で5番目におすすめなのは、「湿度調整で体感温度を上昇させる」になります。

というのも、気温が同じでも湿度が高いと体感温度が上昇するからです。

これは、春と秋を比べたとき気温はそれほど変わらないのに、

  • 湿度が高い春のほうが暖かく
  • 湿度が低い秋のほうが肌寒く

感じることをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

一般的に湿度を40%以上にすると、ウィルスの死滅率が上がると言われています。

土屋剛(FP)

エアコン暖房による乾燥を湿度コントロールして、風邪予防も同時にしていきましょう!

電気代をかけないで加湿したい場合には、

  • エアコンの前で部屋干しをする
  • 入浴後の浴室ドアを開けておく
  • 比較的ランニングコストが安い気化式または超音波式の加湿器を設置する

などもおすすめですよ!

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⑥サーキュレーターで暖かい空気を循環させる

冬のエアコン(暖房)の節電方法で6番目におすすめなのは、「サーキュレーターで暖かい空気を循環させる」になります。

というのも、冬の寒い時期は暖かい空気が上部に溜まり、足元が冷えてしまうケースが多いからです。

そのため、電気代が安いサーキュレーターの風を使って暖気を下におろし、効率よく空気を循環させることで、エアコンの設定温度をあげずに節電ができます。

サーキュレーターの置き方としては、

  • エアコンと対角線上にサーキュレーターを置く
  • エアコンに向けて送風する

を意識すると、暖気を効率的に部屋中に循環させることが可能です。

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⑦電力会社の見直し(2023年1月時点では注意)

冬のエアコン(暖房)の節電方法で7番目におすすめなのは、「電力会社の見直し」です。

ただし、2023年1月時点での電力会社の見直しには注意が必要になります。

なぜなら、度重なるエネルギー不足で電気代が高騰し続けており、新電力会社は電気代を大きく左右する「燃料費調整額」の上限を撤廃している会社が多いからです。

一方で、現時点では大手電力会社は国の許可なく「燃料費調整額」の上限撤廃や値上げができないため、新電力会社よりも電気代が安く済むケースも増えています。

大手電力会社も、続々と経産省に値上げ申請をしています。そのため、2023年4月以降どこの電力会社がお得になるのかは判断がしにくい状態になっています。

土屋剛(FP)

電力会社の比較サイトなどでは、「燃料費調整額」は加味されず、基本料のみで電気代が比較されているケースも多いです。

電力会社の切り替えを検討している方は、注意してくださいね!

結論:冬のエアコンは方法次第でかなり節電できる!

それでは最後に、冬のエアコンの節電方法について重要なポイントを簡単におさらいしていきます。

本記事のまとめ

冬のエアコンの節電方法を考える前に、知っておくと役立つ3つの基礎知識は、

  1. 理想的な室温とその理由:健康のために最低室温18℃以上を目指す
  2. 暖房の設定温度:地域差はあるが、20℃以上に設定する人が半数以上
  3. 冬は夏よりも消費電力が多い:冬のほうが電気代が高い

です。

また、冬のエアコン(暖房)の節電におすすめな方法は、

  1. 窓断熱(補助金利用でお得に節電)
  2. 時間帯や天気によってカーテンの開閉をする
  3. ランニングコストが安い暖房器具を有効活用
  4. エアコンの使い方・掃除方法の見直し
  5. 湿度調整で体感温度を上昇させる
  6. サーキュレーターで暖かい空気を循環させる
  7. 電力会社の見直し(2023年1月時点では注意)

の7つになります。

以上、今回は冬のエアコンの節電方法についてFP視点でご紹介しました。

本記事を参考に、家計を圧迫する光熱費を少しでも節約してみてくださいね!

土屋剛(FP)

「光熱費の節約をしても家計が厳しそう…」という場合には、FP視点で家計改善のアドバイスやサポートをすることも可能です。

お悩みの際は、お気軽にご相談ください!

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