- 子供とお金の勉強がしたい
- 正しいお金の知識を身につけてほしい
- 効率よくマネー教育を取り入れたい
と考えている子育て中のママ・パパ。
普段FPとして活動しながら、金融系のセミナーやイベントを行う中でよく

土屋さん!
子供とお金の勉強をするのに、どんな本を選べばいいの?
と聞かれます。
たしかにネット検索で「お金の勉強 本」などで調べると、おすすめされている量が多すぎて結局どれを選べばいいの?となりがちですよね。
そこで、今回は今まさに子育てをしているママ・パパに向けて、FP視点で厳選した本を【4冊だけ】ご紹介いたします。
年代別(未就学児~大学生向け)にわけたので、お子さまの年齢に合わせた本を読んでみてくださいね!
また、番外編として、「親向け」のおすすめ本も3冊ピックアップしました。



ご家庭でのお金の教育方法に迷っている方は、こちらも参考にしてみてください
土屋 剛(つちや ごう)
- 株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表
- 講演実績:SBI証券や楽天等のマネーセミナー講師、確定拠出年金投資教育講師
- 保有資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、日商簿記2級、一種証券外務員資格


【年代別】子供とお金の勉強をするのにおすすめの本4選
ではさっそく、子供とお金の勉強するのにおすすめの本を年代別に4冊紹介します。
詳しい内容は、この後に説明しますが、



とりあえず土屋さんのおすすめなら買っちゃおうかな!
という方は、こちらからご購入いただけます。



では次に、上記の本を選んだ理由やおすすめポイントを一冊ずつ紹介していきますね !
未就学児向け:おかねのれんしゅうちょう(お金の使い方と計算がわかる)


この本は、「7さいまでに身につけたい」というサブタイトルが入っているとおり、まさに未就学児にピッタリのお金の勉強本です。
自分で文字を読むのが難しいお子様でも、
- カードやシール
- 迷路
- 間違い探し
- カラフルなイラスト
など、楽しく自然にお金の使い方を学べるような仕組みがたくさんあります。
さらにすごいのが、お金の勉強をしているうちに、数字を書いたりひらがなを読む習慣も同時に身につくこと!



とにかく未就学児向けのお金の勉強本を選べと言われたら、間違いなくこの本だといえます。
まずはこの本でお金への興味を引き出し、 その後にお小遣いやお金への基本的な向き合い方を教えていくのがオススメです。
おすすめの年齢・対象者
- 年少~年長(3~6歳)
- ペンが持てると尚良い(線や丸が書けるレベルでOK)
- お金の名前や概念を教えたい方
おすすめ度
★★★★☆
おすすめの使い方
1ページ目から徐々に難易度が上がっていくので、おすすめの使い方は、
- 最初のページから順に進めていく
- ページ右上部の「おうちのかたへ」のアドバイスを参考に教える
- 一気に進めると飽きてしまうので、あえて1日2~3ページで終わらせる
- 最後にがんばりシールを貼って、よくできた部分をほめてやる気UP
です。
まずは、正解しているか否かよりも、楽しんで問題を解くことを優先しましょう!
ただし、楽んでいるからといって、一気に進めてしまうとモチベーションが下がりがち。



あえて楽しみを翌日に持ち越すことで、最後のページまでダレずに読めますよ。
ちなみに、同シリーズでは「おかねのれんしゅうちょう おかいもの編」が続編として出版されています。
日常のお買い物の場面を中心に、より実践的な問題が解けるようになっているので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。



子供から「もっとやりたい!」とリクエストがくるくらい、楽しんでお金の勉強ができました。
お金について教える最初のステップとしては、本当におすすめですね!
小学生向け①:おかねのこと(学校では教えてくれない大切なこと3)


この本の最大の特徴は、マンガになっていること!
ストーリー仕立てで、
- お金・お小遣いの管理方法
- 銀行や年金について
- お金の歴史
などを幅広く教えてくれる凡庸性の高い一冊です。
何より嬉しいのは、すべての漢字にフリガナがふってあること。
ひらがなが読めれば、1人で最後まで読める作りになっているので、読み聞かせの手間もありません。



コミカルな絵でサクサク読めるので、勉強の雰囲気が苦手な子でも自然に金融知識が身につきますよ!
おすすめの年齢・対象者
- 小1~小3(6歳~9歳)
- マンガを読むのが好きな子
- お金について幅広く知ってほしい方
おすすめ度
★★★★☆
おすすめの使い方
「読め読め!」と強制されると、反抗心から素直に読んでくれないケースも多いです。
基本的には、
- 子供部屋や本棚など、目のつくところにさりげなくおく
- 動画やゲームの休憩中など、暇しているときに渡す
- 読んだのを確認したら、本の内容について質問してみる
- 本の内容をもとに、お小遣いのルールを決めてみる
のように、子供自身で読み出すキッカケを作るのがおすすめです。
親は子供が本を読んだのを確認したら、「昔、お金の代わりになっていたものって知ってる?」など本の内容に絡めた質問を投げかけてみましょう!
小学生向け②:10歳から知っておきたいお金の心得(大切なのは稼ぎ方・使い方・考え方)


この本は、小学生①で紹介した内容だと易しすぎるというお子さまにおすすめです!
- クラウドファンディング
- 仮想通貨
- 資産運用(投資)
など、現代社会でよく聞かれるようになったお金の用語についても詳しく解説してくれています。
マンガではないものの、全漢字にフリガナもあり大きなイラスト解説もついているので、ある程度社会の仕組みを理解した小学生にはピッタリの1冊です。



正直ここまで紹介した本に比べると文字数が多いので、小学校低学年が集中して読むのは少し厳しいかもしれません。
おすすめの年齢・対象者
- 小3~小6(9歳~12歳)
- お金の運用や景気について教えたい方
おすすめ度
★★★★☆
おすすめの使い方
1ページあたりの文字数が少し多いので、
- 1日1ページを一緒に読む
- 目次を見て、子供が気になるところから読んでみる
- お金の運用など、学校では教えてもらえない情報を中心に本を読みながら会話を広げる
のように、ある程度親がサポートをしてあげると、「せっかく買ったのに読まない」といった事態を避けられます。



小学校高学年にもなって、読み聞かせするのはダルいな
と思われるかもしれませんが、1ページはあっという間です。
どうしても時間が取れない場合には、内容が少し簡単ですが、先程紹介した「おかねのこと(学校では教えてくれない大切なこと3)」であれば、1人で読んでもらうこともできますよ!
中学生~大学生向け:お金の教科書(アメリカの高校生が学んでいる)


こちらは、実際にお金を使う場面が増え出す中学生~大学生におすすめしたい本です。
- 就職、転職、起業
- 自動車や住宅のローン(借金)
- 保険や老後資産
- 金融詐欺
など、多様多種のジャンルにわたって、一つひとつ丁寧に解説してくれています。



正直、この本を読んでから社会に出るだけでも、人生の歩み方がかなり変わる気がしますね。



そういえば、オリラジあっちゃんのYou Tube大学でも紹介されてた気がする!



ただ、この本は全395ページとかなりボリュームがあります。
動画で紹介されているのは一部なので、本も読んだほうが内容をしっかり理解できそうですよ!
おすすめの年齢・対象者
- 中学生~大学生(12歳~22歳)
- 自立した後にお金で困ってほしくない方
おすすめ度
★★★★★
おすすめの使い方
とにかくボリュームがすごいです。
内容はすごく充実しているのですが、本を読むのが苦手な子は最後まで読み切るのが難しいかもしれません。
なので、
- 生きていく上で必要なことが書いてある本だと伝える
- 物やお小遣いをねだられたときに、「先にこの本を読んでみてほしい」と渡す
- 読書感想文などが必要なときに渡してみる
- バイトを始めるなど、社会との関わりが密接になるタイミングで渡す
のように、本を読むメリットを伝えた上で、タイミングを見計らって渡すのがおすすめです。



では次に、ママ・パパが読んでおくと、ご家庭でのお金の教育がスムーズにできるようになる本を紹介します。
【大人向け】子供にお金の勉強方法を教えるのに役立つ本3選
ママ・パパにおすすめしたい大人向けのお金の教育本は、以下の3冊です。



上記3冊は全く異なる特徴を持つ本なので、それぞれのおすすめポイントを解説していきますね!
お金の教育がすべて。(7歳から投資マインドが身につく本)


この本は、まさに親向けof親向け本。
「え?この内容、この値段で教えてくれるんですか!?」っていうくらい、子供にお金について教える際に役立つ本です。
具体的には、
- 固定概念や偏見によるお金への思い込みを取り払う方法
- 新時代のお金との正しい向き合い方
- 家庭でできる超実践的なお金の教育方法
などがわかります。
筆者の意見に若干偏っている内容も一部ありますが、子供にどうやってお金について教えていいか分からない方には必見です。



You Tubeでも筆者がお金について紹介しているんですが、本のほうが、内容も整理されていてわかりやすいですよ!
おすすめの対象者
- 子供にお金の教育をしたい方
- ご自身のマネーリテラシーを高めたい方
おすすめ度
★★★★★
おすすめの使い方
子供にお金の勉強本を渡す前に、親自身がこの本を先に読んでおくのがおすすめです。
子供のお金の感覚を鍛える勘所がわかるようになるので、渡した本を使ってより効率的にお金の教育ができるようになります。
最新版 子どもにおこづかいをあげよう!


この本は、「おこづかい」を通して、子どもの金銭感覚やお金の管理方法を実践的に伸ばす方法がわかる内容になっています。
正直なところ、いくら本で学んでも、お金は使わなければ「使い方」を覚えることはできません。
アメリカのおこづかいプログラムをベースに、
- どんなふうにお小遣いをあげればいいのか?
- いくらお小遣いをあげればいいのか?
- お金が足りないと言われたら、どうすればいいのか?
など、親子間で発生する”おこづかい問題が解決できる内容”が超具体的に書いてあるので、ぜひ読んでみてください。



おこづかいは、あげるときにルールさえしっかり決めれば、金融リテラシーを磨く絶好のチャンスとなります!
おこづかいの導入を考えている場合には、おこづかいをあげる前に、1度目を通すことを強くおすすめします^^
おすすめの対象者
- おこづかいを導入しようと考えている方
- おこづかいのあげ方に悩んでいる方
おすすめ度
★★★★★
おすすめの使い方
おこづかい制を導入する前に、ご夫婦で先に目を通していただくのが理想的です。
本を読んで、おこづかいのルールを決める際にも、両親が共通認識を持つことで話し合いを進めやすくなります。
また、おこづかい制を導入した後に、「ママとパパで言うことが違って混乱する」と、子どもを困らせてしまう自体を避けられるようになります。
お金に強い子どもの育て方(日経マネー編)


この本では、12世帯に及ぶお金&経営のプロの金融教育について知ることができます。
- 報酬制のお小遣い
- それぞれの家庭のお金のルール(家訓)
- 海外のお金の教育方法
など、これまでとは違った視点で、実際に子育てしているママ・パパの話を聞いてみたい方におすすめです。
おすすめの対象者
- 様々な家庭の話を聞いてみたい方
- 自分の家に合うお金の教育方法を探りたい方
おすすめ度
★★★☆☆
おすすめの使い方
幅広くお金について学ぶというよりは、ご家庭でのそれぞれの教育方針を聞いていく内容になっています。
なので、お金の教育方法に迷った際に、アイディアをもらう感覚でその都度読んでみるのがいいかもしれません。
基本的な金融知識やテクニックを学びたい場合には、先程紹介した
- お金の教育がすべて。(7歳から投資マインドが身につく本)
- お金の教科書(アメリカの高校生が学んでいる)
を読むのがオススメです。
子供とお金の勉強をはじめる年齢!早いほうがいい理由とは?


さて、「子供とお金の勉強をするのにおすすめの本は?」とセットで聞かれる質問が、「お金の教育をはじめる時期」についてです。
個人差はありますが、2歳前後の言葉を話し始めた時期からが良いと思います。
もちろん、小さいうちからお金の知識を詰め込め!ということではありません。
- オヤツやおもちゃを買うとき
- 外食に行ったとき
- 習い事をさせるとき
日々の何気ない生活の中で、会話の中にお金の本質がわかる言葉をチョイスするだけでも、立派なお金の教育になります。
さらに、子供が小さいうちからお金の教育に目を向けることで、親自身のお金への思い込みや偏見に早期に気づけるだけでなく
- 日本の学校ではお金の教育をほとんどしてくれない
- 頑張って働くだけでは稼げない時代に突入している
といった現代でも生き抜いていく力を、子供に与えられます。
2歳でお金の話はさすがに早い?



2歳でお金の話はさすがに早くないかな?



お金について教えたら、お金にうるさいケチな子供にならないか心配かもしれません。
しかし、お金は汚いものではありません。



どういうこと?



つまり、「お金の話=強欲な感じがして嫌」とフタをしてしまうと、子供のお金への抵抗感が育ってしまいます。



なるほど!
親が子供だからとお金から遠ざけて生活すると、実際にお小遣いをもらったり買い物をしたりする年齢になってから、困っちゃうんだね。



・お金を稼ぐことが人の幸せ(喜び)に繋がること
・考えて使えば、安心と自由が手に入ること
もしっかり教えてあげれば、正しいお金との向き合い方を覚えてくれますよ!
純粋無垢な子供にお金の話をするのは、抵抗がある方も多いかもしれません。
しかし、勉強や運動を教えてあげるだけでは、人生は豊かになりません。
もっと生活に身近なお金のことこそ、当たり前に話し合える環境づくりをしておくことで、本当の意味で人生を豊かにできます。
大人になってから「知らなくて困る」ということがないように、生きていく上でのお金の知恵を、ご両親が日々の会話の中でプレゼントしてあげましょう!
結論:子供とお金の勉強ができる本は現代育児に必須
ここまで、子供とお金の勉強ができる書籍について紹介してきました。
未就学児向けなら
小学校1年生~3年生向けなら
小学校3年生~6年生向けなら
中学生~大学生には
の4冊がおすすめです。
親向けの本をお探しの場合は、
の3冊を読んでみてください!
お金の勉強は、2歳前後の言葉を話し始める時期からスタートするのがおすすめです。



生きていく上で、お金のことは切っても切り離せません。
大切なお子さまの未来の安心と自由を守るために、お金の教育を今からはじめていきましょう!
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