子どもにスマホを持たせるのは
- 生活リズムが乱れそう
- ゲームや友人との連絡に夢中になって、勉強をしなくなりそう
- 犯罪に巻き込まれたり、トラブルの原因になりそう
と、不安に思う親御さんは多いです。
実際に、最近ではスシロー “ペロペロ高校生”が炎上しましたし、そんな問題意識を抱かれるのも当然の流れだと思います。
とはいえ、現代社会で子どもから一生スマホを遠ざけて生活するのも現実的ではありませんよね?
そこで本記事では、個別相談実績800世帯以上の経験を持つFP歴16年の土屋が、「子どもとスマホ」に焦点をあてて、以下の順に役立つ情報を紹介していきます。
- 【データ解説】現代の子どもは何歳からスマホを持つの?
- スマホを何歳から持たせるかは気にしなくていい3つの理由
- 「何歳から?」より重視したいスマホのルールの決め方
- スマホのルール決めをする際の注意点3選
- 子どものスマホ費用は?GPSやキッズケータイと比較
約10,000文字とボリュームが大きい内容ですが、本記事を最後まで読んでいただければ、子どものスマホ関連で起こるトラブルを未然に防げる確率がかなり上がるはずです!
ぜひ、ご一読くださいね^^
土屋 剛(つちや ごう)
- 株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表
- 講演実績:SBI証券や楽天等のマネーセミナー講師、確定拠出年金投資教育講師
- 保有資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、日商簿記2級、一種証券外務員資格
【データ解説】現代の子どもは何歳からスマホを持つの?
内閣府の調査によれば、2021年時点で子供のスマホによるインターネットの利用率は以下のようになっています。
- 小学生(10歳以上):53.4%
- 中学生:80.8%
- 高校生:99.2%
つまり、小学生の時点で2人に1人がスマホを使ってインターネットを利用しているのです。
また、MMD研究所が行った意識調査をみても、初めてのスマホを購入する時期が低年齢化していることがわかります。
- 1位:小学6年生(14.2%)
- 2位:中学3年生(11.2%)
- 3位:中学1年生(11.1%)
- 4位:小学5年生(9.2%)
- 5位:小学1年生(8.4%)
とはいえ、上記を基準に子供にスマホを持たせる年齢を考えてしまうと、
スマホをもたせるのが早すぎると、なにかトラブルに巻き込まれたり問題が発生するんじゃないか?
やっぱり早めに持たせて、デジタルリテラシーを身に着けさせたほうが良いのかな?
など、親御さんも悩まれてしまうと思います。
そこで、結論です。
極論になりますが、スマホを何歳から持たせるかはあまり気にしすぎなくても良いと思います。
なぜなら、この次に紹介する理由のとおり、子どものスマホで重要なのは「何歳から持たせるか」ではないからです。
スマホを何歳から持たせるかは気にしなくていい3つの理由
先程説明したとおり、スマホを何歳から持たせるかはあまり気にしなくても大丈夫です。
なぜなら、
- 中高生であれば、トラブルを防げるわけではない
- スマホのせいで勉強しなくなるとは言えない
- ルールを決めればスマホのメリットを活かせる
といった3つの理由から、スマホを持つ年齢はあまり重要ではないからです。
どういうことか、詳しく紹介していきますね!
①中高生であれば、トラブルを防げるわけではない
スマホを何歳から持たせるかは気にしなくてもいい1つ目の理由は、「中高生であれば、トラブルを防げるわけではないから」です。
親御さんの中には、
小学生にスマホを持たせるのは早いけど、中学・高校生なら自己管理できるだろ!
と考える人も多いです。
しかし、冒頭でもお話したスシロー “ペロペロ高校生”が現れたように、「何歳だから安心」といった年齢で区切った考え方は危険だと言えます。
今は子どもが簡単に数タップで、
- ブログ
- SNS(Twitter、TikTok、LINEなど)
- You Tube
を利用して、インターネット上に個人情報(文章・画像・動画)をアップできる時代です。
だからこそ、
- 「何歳から」とスマホを渡す年齢を区切ったり
- スマホを渡す年齢を遅らせたり
するのではなく、正しいネットリテラシーをスマホを渡す前に養うことが非常に重要になります。
逆に言えば、正しいネットリテラシーを養えていない子の場合は、何歳であってもスマホを渡すのはおすすめできません。
正しいネットリテラシーの養い方については、この後に紹介する『ルール決めの前に親子でネットリテラシーを養う』で説明していきますね。
②スマホのせいで勉強しなくなるとは言えない
スマホを何歳から持たせるかは気にしなくてもいい2つ目の理由は、「スマホのせいで勉強しなくなるとは言えないから」です。
よくスマホを子どもに渡す前の親御さんの不安として、
スマホを与えたら、勉強しなくなってしまうのではないか?
アプリやゲーム、友達との連絡に夢中になって成績が落ちてしまいそうで心配…。
という意見があります。
しかし、文部科学省が毎年行っている全国学力調査の結果を見ると、「スマホが子どもに流通する前の時代」と「スマホの所有率が上がった現在」を比べても、
- 国語の正答率は若干、低下傾向にあるものの
- 算数・数学にいたっては逆に学力レベルが伸びている
ことがわかります。
昔と今の子どもの学力レベル(平均正答率)
2010年(ガラケー時代)※7 | 2021年(スマホ時代) | |
---|---|---|
小学生・国語 | 約80.8% | 約64.9% |
小学生・算数 | 約62.0% | 約70.3% |
中学生・国語 | 約71.3% | 約64.9% |
中学生・数学 | 約55.7% | 約70.3% |
- 1:出典:平成22年度全国学力・学習状況調査の結果|文部科学省
- 2:出典:令和3年度全国学力・学習状況調査の結果|文部科学省
- 3:出典:平成22年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」結果について
- 4:出典:令和3年度⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査調査結果(概要)
- 5:平成22年時点の子どものスマホ所有率は、小学生0%/中学生約3%/高校生4%
- 6:令和3年時点の子どものスマホ所有率は、小学生(10歳以上)53.4%/中学生80.8%/高校生99.2%
- 7:平成22年の学力調査の問題は「知識」と「活用」にわかれているため、それぞれの正答率の平均値を算出しています。また、小数点2以下は切り捨てています。
また、学校外の学習時間についても、2010年(ガラケー時代)と2021年(スマホ時代)を比べると小・中学生ともに、むしろ
- 1~2時間以上勉強する子が増え
- 勉強時間が1時間以下の子は減っている
のです。
小学生の学校外の学習時間(平日・1日あたり)
2010年(ガラケー時代) | 2021年(スマホ時代) | |
---|---|---|
3時間以上 | 11.9% | 11.9% |
2時間以上 | 14.5% | 15.4% |
1時間以上 | 32.3% | 35.5% |
30分以上 | 26.2% | 24.3% |
30分以下 | 11.2% | 9.4% |
全くしない | 3.8% | 3.5% |
中学生の学校外の学習時間(平日・1日あたり)
2010年(ガラケー時代) | 2021年(スマホ時代) | |
---|---|---|
3時間以上 | 10.3% | 12.4% |
2時間以上 | 25.5% | 29.4% |
1時間以上 | 30.8% | 34.0% |
30分以上 | 16.7% | 14.1% |
30分以下 | 9.7% | 6.4% |
全くしない | 6.9% | 3.5% |
つまり、データをみると、「スマホのせいで勉強しなくなる」ことを過度に気にしなくても良いことがわかります。
とはいえ、
他の子はどうかわからないけど、うちの子にスマホを与えたらスマホ依存になりそうで怖い!
実際にスマホを与えたら、全然勉強しなくなった子の話を聞いたことがある。
といった心配をする親御さんがいることも、もちろん理解できます。
その場合は、ぜひこの次の『③ルールを決めればスマホのメリットを活かせるから』をご一読くださいね!
③ルールを決めればスマホのメリットを活かせる
スマホを何歳から持たせるかは気にしなくてもいい3つ目の理由は、「ルールを決めればスマホのメリットを活かせるから」です。
そもそも、子どものスマホは
- 生活リズムが乱れる
- 勉強しなくなる
- 犯罪やトラブルに巻き込まれる確率が上がる
など、悪影響が注目されるケースが多いと思います。
しかし、小学生の約5割・中学生の約8割がスマホを所有する時代において、子どもとスマホを遠ざけて生活するのは現実的ではありません。
実際に、コロナ感染拡大の影響もあり現代では
- ICT教育
- スマ勉
など、勉強にスマホなどICT機器を使うことを表す言葉も増えました。
また、『令和3年度全国学力・学習状況調査の結果|文部科学省』によれば、「学習の中でコンピュータなどのICT機器を使うのは勉強の役に立つと思いますか?」との質問に、肯定的に回答した児童生徒の割合は9割を超えているそうです。
実際に普段(月〜金曜日)から、勉強のためにスマートフォンやコンピューターを使っている小中学生は約7割を超えています。
さらに、勉強以外にも、
- スマホのGPS機能で子どもの防犯対策ができる
- 行動範囲が広がる子どもとの連絡が取りやすくなる
- スマホがきっかけで、インターネットやIT機器の活用に慣れる
など、子どもにスマホを持たせるメリットは多くあるのです。
つまり、スマホは「使い方(ルール)」さえしっかり守れれば、むしろ子供の身の安全を守ったり勉学を助けてくれたりする良きツールとなるのです。
では次に、子供にスマホをもたせる際のルールの決め方について、詳しく紹介していきますね!
「何歳から?」より重視したいスマホのルールの決め方
子どもにスマホを持たせるときのルール決めの大まかな流れは、
- ルール決めの前に親子でネットリテラシーを養う
- ルールは子ども主体で話し合って決める
- ルールを守れなかった場合のペナルティも決める
- ルールの見直しを双方の希望で行えるようにする
の4つです。
それぞれどういうことか、お話していきますね!
①ルール決めの前に親子でネットリテラシーを養う
第一に、子どもにスマホを持たせる場合には、ルール決めの前に親子一緒に本や動画などでネットリテラシーを養うことからはじめましょう。
というのも、スマホはここ10年ほどで急速に普及したテクノロジーであり、子どもだけではなく親御さんも
- 正しいICT機器の活用方法
- 新たなサービスやアプリのトラブル事例
を知らないケースが多いからです。
まずは、親子ともにルールを決めるのに必要な最低限の知識を身につけていきましょう。
具体的なネットリテラシーの養い方は、以下記事で詳しく紹介しています。
ぜひ、あわせて参考にしてくださいね!
②ルールは子ども主体で話し合って決める
第二に、親子でネットリテラシーについて学んだら、それをもとに子ども主体でルール決めの話し合いをしてみてください。
というのも、親が勝手に決めたルールを押し付けてしまうと、子どもの納得感を得られず、時間の経過とともにルールが守られなくなってしまうケースが多いからです。
ですので、ルール決めの際はスマホの
- 使用時間
- 使用場所
- 使用方法
などについて親が子どもに質問して、子どもが意見を出す形で進めていくと良いでしょう。
その際に、「親はこんなことを心配しているよ」とさり気なく伝えると、子どももルールを考えやすくなるはずです。
子どもから意見が出なかった場合には、「こうするのはどうかな?」といくつかの案を親が提案してみてくださいね!
スマホのルール決めの際のQ&A例
③ルールを守れなかった場合のペナルティも決める
第三に、スマホのルール決めが終わったら、ルールを守れなかった場合のペナルティも決めておきましょう。
なぜなら、最初から完璧にルールを守れる子どもは少なく、ペナルティがないとやはりルールが時間の経過とともに守られなくなる可能性が非常に高いからです。
こちらも先程のようにQ&A形式で、子ども主体でペナルティを決めていくのがおすすめです。
スマホのルールとペナルティ決めのQ&A例
④ルールの見直しを双方の希望で行えるようにする
第四に、一度ルールとペナルティを決めた後にも、双方の希望でルールやペナルティの見直しを行えるようにしましょう。
というのも、
- ルールやペナルティを決めた後に新たな問題が発生したり
- 子どもの成長や環境の変化によって、以前決めたルールが合わなくなったり
することがあるからです。
なので、最初のルールとペナルティを決める話し合いの際には、
とりあえずこのルールでやってみて、うまくいかなかったらまた話し合いをしよう!
と声がけをしておきましょう。
では次に、上記のスマホのルール決めをする際の注意点を3つ紹介していきます。
スマホのルール決めをする際の注意点3選
スマホのルール決めをする際には、特に
- ルール決めはスマホを渡す前に行う
- 家族会議でルールを決める
- 最終的に決まったルールは書面や動画に残す
の3つの注意点を意識すると、ルール決定後の運用がうまくいきやすいです。
一つひとつ詳しく説明していきますね!
①ルール決めはスマホを渡す前に行う
スマホのルール決めをする際の1つ目の注意点は、「ルール決めはスマホを渡す前に行う」になります。
というのも、初めてスマホを渡すタイミングは、子どもがスマホを手に入れる前のため、ルール決めの話し合いに前向きに応じてくれるからです。
一方でスマホを渡した後にルール決めをしようとすると、「新たにルールができる=制限が増えて自由に使えなくなる」といったマイナスの印象が強く、ルール決めに協力的ではなくなる可能性があります。
ルールを決めるのは、最初が1番肝心です。
これからスマホを子どもに渡す予定の方は、「スマホを渡す前にルールを決める」を忘れないようにしましょう!
②家族会議でルールを決める
スマホのルール決めをする際の2つ目の注意点は、「家族会議でルールを決める」になります。
というのも、例えば子どもと関わる機会が多いママと子どもだけでルールを決めようとすると、パパがそのルールを理解しておらず休みの日などに
いつまで、スマホを触っているんだ!
そろそろスマホはやめて、勉強しなさい!!
など、親の言うことが統一されていない問題が発生して、子どもが混乱するからです。
ですので、できればスマホのルール決めの際は、家族全員で会議をしてルールへの認識を兄弟姉妹・夫婦間でも共通化させておくのが重要になります。
また、どうしても家族全員での話し合いをする時間が持てないときは、
- LINEなどで子どもと話し合って決まったルールの内容を家族間で共有したり
- 自宅のみんなが見える位置に決定したルールを書面にして貼ったり
して、家族全員がルールを認識できる工夫をするのがおすすめです。
家族会議でルールを決め、本人が家族全員の前でルールを守ることを宣言すれば、ルールを遂行する本人も「ルールを守ろう!」という意識が高まるメリットがあります。
ぜひ、試してみてくださいね!
③最終的に決まったルールは書面や動画に残す
スマホのルール決めをする際の3つ目の注意点は、「最終的に決まったルールは書面や動画に残す」になります。
なぜなら、人の記憶というものは曖昧で時が経ち、ルールの運用に問題が発生したときに
前の話し合いではこう言ってたよね?
いや、そんなこと言ってないよ!
といった「言った・言わない問題」が発生しやすいからです。
口約束は、大人同士でも問題が発生しやすいことをふまえ、親と子の双方がいつでも最終的なルール内容を正しく公平に確認できるようにするために、
- 最終的なルール内容を自宅のみんなが見える位置に貼ったり
- 家族のグループLINEのノート機能を使って、ルール内容を保存したり
- 話し合いの様子を動画で撮影して、いつでも見返せるようにしたり
して、ルールを決めた後のトラブルを未然に防ぐ対策をしておきましょう!
では次に、子供のスマホの費用について、知っておくと役立つ情報を紹介していきます。
子どものスマホ費用は?GPSやキッズケータイと比較
子どものスマホ・GPS・キッズケータイの費用や性能の目安は、以下の表のとおりです。
スマホ・キッズケータイ・GPSの比較
スマホ(格安SIM) | キッズケータイ | GPS | |
---|---|---|---|
費用(月額料金) | 約500円※2 | 約500円 | 約500~700円 |
家族間通話 | LINEなどを使えば無料 | 親が同キャリアのみ無料 | 通話はできないケースが多い |
GPS居場所検索 | 親が同キャリアのみ無料 | ||
LINEなどのアプリ | |||
インターネット検索 | |||
フィルタリング機能 | 使えば可能 | アプリなどを使えないため不要 | アプリやネットが使えないため不要 | アプリやネットが
- 1:卒業・入学シーズンの学割キャンペーン中は、さらに安い料金で利用できる場合があります。
- 2:データ通信のみ1〜2GBの契約をした場合の目安費用です。また、3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)より安く使える格安SIMの値段を記載しています。
- 3:上記費用や性能は、あくまでも目安です。各社のサービスによって内容が異なる場合があります。
- 4:上記の費用(月額料金)には、初期費用(機種代)が含まれていません。
上記を見てわかるとおり、どの機種を選んでも費用(月額料金)に大きな差はありません。
ただし、格安SIMの場合には、親が使っていた古いスマホなどを渡すことで初期費用(機種代)を節約できるメリットがあります。
また、性能面ではキッズケータイやGPSは機能の制限が多いのに対し、格安SIMは使える機能の制限がほとんどありません。
そのため、格安SIMの場合は、子どもとのルール決めの際に、必要に応じてフィルタリング機能を使うことを決めたほうが良いでしょう。
- Apple(iPhone、iPadなど)の場合:ペアレンタルコントロール
- Androidの場合:Google ファミリー リンク
では次に、子どもにスマホを与える際の通信容量についてお話していきます。
子どものスマホの通信容量は何ギガ契約にする?
結論からお伝えすると、通信容量は1~2GBで十分なケースが多くなります。
というのも、ほとんどのご家庭にはWi-Fi設備があり、小中学生の子が自宅や学校外でスマホを使用する場合は1~2GBで足りなくなることはあまりないからです。
- You Tube動画:87回再生(4分40秒再生)
- インターネット:3,207回(Yahoo!トップページモバイル版表示)
- LINEトーク:13.3万回(送信)
- LINE音声通話:55時間(通話1分)
- LINEビデオ通話:3.3時間(通話1分)
- Instagram:1.3時間(写真閲覧5分)
- Google Maps:4,430回表示(東京23区を表示し、拡大6回)
- メール:333回(500万画素デジカメで撮影した写真添付)
ただし、子どもの年齢や生活環境によって、1~2GBでは足りなくなることもあります。
そういった場合は、契約後に必要に応じてギガ数の変更を行うようにしましょう。
各社アプリや公式サイトから、簡単にギガ数を増やせるようになっていますよ!
費用については必ず子供にも共有しよう!
最後にスマホを渡す場合には、スマホを渡す前に初期費用や月額料金について、子どもにもしっかり共有しておくことを強くおすすめします。
というのも、「親に買ってもらったもの=無料で手に入れた」という意識が強いと、子どもがスマホを
- 無くしたり
- 壊したり
する確率が高まりやすいからです。
お金の教育の観点からもルール決めの際には、スマホを大切に扱わないと、子供にも支払い義務が発生することを先に決めておくと良いでしょう。
具体的には、以下のような内容をルールに組み込むことを提案してみてくださいね!
乱暴に扱って壊したり無くしたりしたら、あなたの責任。
お年玉やお小遣いで、修理代や買い直す費用を支払うこと(全額または一部負担)
結論:スマホは「何歳から」より「ルール決め」が大切!
それでは最後に、子どもにスマホを与える際に重要なポイントを簡単におさらいしていきます!
現代の子どもは、
- 小学生で約5割
- 中学生で約8割
がスマホを所有しています。
ただし、スマホを子どもに何歳から持たせるかはあまり気にしすぎなくても大丈夫です。
なぜなら、
- 中高生であれば、トラブルを防げるわけではない
- スマホのせいで勉強しなくなるとは言えない
- ルールを決めればスマホのメリットを活かせる
といった3つの理由から、スマホを持つ年齢はあまり重要ではないからです。
それよりも大切なのは、子どもにスマホを渡す際のルール決め(使い方)になります。
- ルール決めの前に親子でネットリテラシーを養う
- ルールは子ども主体で話し合って決める
- ルールを守れなかった場合のペナルティも決める
- ルールの見直しを双方の希望で行えるようにする
の手順で、
- ルール決めはスマホを渡す前にする
- 家族全員がいる会議でルールを決める
- 最終的に決まったルールは書面や動画に残す
のポイントに注意しながら、子どもと一緒にスマホのルール決めを行ってみましょう。
また、子供のスマホの費用は格安SIM(データ通信のみ1~2GB)であれば、月額約500円ほどで利用できるケースが多いです。
紛失時や壊れた際の支払いルールも決めて、金融教育も同時に行っていきましょう!
以上、今回は「子供のスマホ」に焦点をあててお話をしました。
子供のスマホはトラブルや問題点が注目されがちですが、ルールを決めて使用方法を誤らなければ、活用メリットの多いツールです。
ぜひ、この機会に親子でスマホとの向き合い方を話し合ってみてくださいね!
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