- 友達と遊んだり
- 趣味を楽しんだり
- 欲しいものを買ったり
高校生活は、お金を使う機会がたくさん!
でも、お小遣いが少なかったり、そもそも校則でバイトが禁止されていたりすると、やりくりに困ってしまうこともありますよね。
本記事では、学生向け雑誌「nicola(ニコラ)」でもお金の情報を配信しているFP土屋が、高校生向けのお小遣い情報を紹介します。
もっとお小遣いが欲しい!増やしたい!!
お小遣いを賢くやりくりする方法を教えてほしい…。
そう思っている高校生は必見です!
今日から使える情報をまるっと解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^
土屋 剛(つちや ごう)
- 株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表
- 講演実績:SBI証券や楽天等のマネーセミナー講師、確定拠出年金投資教育講師
- 保有資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、日商簿記2級、一種証券外務員資格
【高校生のお小遣い事情】バイトあり・なしで平均額は変わる?
複数の調査結果を総合すると、高校生の平均的なお小遣いは月5,000円〜8,000円くらいが一般的です。
- 金融広報中央委員会「知るぽると」(2023年)
→月額6,629円 - マイナビ|高校生のアルバイト調査(2024年)
→月額8,415円 - スタディサプリ|お小遣い実態調査2024
→月額5,279円
平均額はあくまで参考程度と考えましょう。
趣味・生活スタイル・ご家庭の家計状況などによって異なります。
大切なのは、お小遣い帳などで記録をつけて、自分が毎月どの程度必要になるのかを見える化することです!
また、残念ながら、バイトの有無でどの程度お小遣いの支給額が変わるかといった、公的な調査結果は見つかりませんでした。
ですので、ここからは高校生のお小遣い事情をさらに深堀りするために、
の5つの情報を紹介していきます!
お小遣いをもらっている高校生の割合
高校生がお小遣いをもらっている割合は、約6~8割です。
多くの高校生がお小遣いをもらっている理由には、後述する『アルバイトをしている高校生の割合』で説明しているように、校則でアルバイトが禁止されている高校生が多いことが関係ありそうです。
お小遣いのもらい方|定額制・報酬制?
複数の調査結果を総合すると、高校生のお小遣いのもらい方は、大きく分けて3つのパターンがあるようです。
- 定額制(毎月定額でもらう方式)
- 都度制(必要なときにお金をもらう方式
- 報酬制(家の手伝いや成績に応じてお金をもらう方式)
中でも、定額制お小遣いを採用しているご家庭の割合が多くなっていました!
お小遣いの使い道
お小遣いの使い道は、複数のアンケートを比較した結果、
- 友達との交際費
- 飲食代
- 趣味や娯楽
- 貯金
- その他(交通費や文具代)
の順に多かったです。
交際費や飲食代、趣味などに使うことも多いようですが、貯金をしている高校生も一定数います。
これは、限られたお小遣いを計画的に使っていることの表れと言えます。
では次に、アルバイトをしている高校生の割合について紹介していきます。
アルバイトをしている高校生の割合
アルバイトをしている高校生の割合は、
といった結果となっていました。
これは、約3人~4人に1人がアルバイトをしている計算になります。
意外と少ないと感じた人もいるのではないでしょうか。
この背景には、多くの高校で
- 成績
- 学校生活
に支障をきたす可能性があることから、アルバイト自体が校則で禁止または許可制になっていることが関係しているようです。
高校生のアルバイトの平均月収&シフト時間
残念ながら、高校生のアルバイトに特化した、詳細な平均月収やシフト時間に関する公的な調査データは多くありません。
しかし、いくつかの調査結果やアンケート、求人情報などを比較すると、大体以下のペースくらいで働く高校生が多いと推測できます。
高校生のアルバイト事情
- 平均月収:3~4万円
- 平均シフト日数:週2~3日
- 1回あたりの勤務時間:3~4時間
ただし、これはあくまで平均的な数値であり、職種や地域、個人の働き方によって大きく異なります。
例えば、
- 土日などの週末に集中的に働く(1日7時間など)
- 夏休みなどの長期休暇中に多く働く
などの場合は、月収が平均よりも高くなることもあります。
では次に、高校生がバイトなしでもお小遣いを増やす方法について紹介していきます。
高校生がバイトなしでもお小遣いを増やす方法5選&注意点
FP推奨の高校生がバイトなしでもお小遣いを増やす方法は、以下5つです。
それぞれ注意点もあるので、一つひとつ詳しく紹介していきますね!
①親に交渉する
「親に交渉する」は、最も直接的でシンプルな方法です。
ただ”もっとお小遣いが欲しい!”と一方的に伝えるのではなく、
- なぜ必要なのか
- どのように使うのか
を具体的にプレゼンテーションすることが大切です。
例えば、
参考書を買うためにお金が必要なの!
高校に入ってから、友達との付き合いで、どうしてもお小遣いが足りなくなるんだ…。
など、目的を明確に伝えれば、親御さんも理解しやすくなります。
交渉例や注意点は?
もし先述した方法でも、お小遣いアップが望めない場合は、交換条件を出すのも有効です。
- 「週末の掃除を全部引き受けるから、お小遣いを1,000円アップしてくれない?」
- 「次のテストで数学が90点以上取れたら、お小遣いを2,000円増やしてほしい」
- 「英検に合格したら、お小遣いを1,500円増やしてほしいけど、どうかな?」
また、交渉の際には以下の点に注意すると、よりがお小遣いアップをしてもらいやすくなります!
- 具体的な数字を提示する
→「少し」ではなく、「500円」など、具体的な金額を提示することで、より説得力が増します。 - 理由を説明する
→なぜお小遣いを増やしてほしいのか、その理由を具体的に説明しましょう。 - メリットをアピールする
→お小遣いを増やすことで、親側にどんなメリットがあるのかをアピールしましょう。 - 交渉のタイミング
→ご両親が比較的リラックスしている時や、家族で食事をしている時など、穏やかな雰囲気の中で交渉を始めましょう。
②家庭内で手伝いをして報酬をもらう
「家庭内で手伝いをして報酬をもらう」は、校則でアルバイトができない高校生にも有効なお小遣いを増やす方法です。
例えば、
- 週末の食事作りを手伝う:1回300円
- 家の掃除を週2回行う:月1,000円
- 庭の手入れをする:1回500円
- 週1回食材の買い出しに行く:月1,000円
など、具体的な内容と金額を事前に話し合って決めておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。
注意点は?
どんな手伝いをすればお小遣いがもらえるか思いつかない場合は、家事代行業者のホームページを見てみましょう。
親が代わりにやってほしい業務を見つけられるので、お小遣いの交渉がしやすくなります。
③親族の代わりに不用品をフリマアプリで売る
親族の不用品を代わりにフリマアプリで出品し、売上の一部をお小遣いとしてもらう方法です。
出品作業(写真撮影、説明文作成、発送など)は意外と手間がかかるため、その対価として報酬をもらうのは理にかなっています。
注意点は?
出品前に、必ず親族の許可を得ましょう。
また、トラブルを避けるために、
- 売上金の分配割合
- 送料負担
などを事前に明確にしておくことが重要です。
個人情報(住所や氏名など)の取り扱いにも注意してくださいね!
④アンケートモニターでポイントを稼ぐ
インターネット上のアンケートサイトに登録し、アンケートに回答することでポイントを稼ぐ方法です。
貯めたポイントは、現金やギフト券などに交換できます。
手軽に始められるのがメリットですが、高額を稼ぐのは難しいです。
スキマ時間で、お小遣いの足しにしたいときに利用してみましょう。
注意点は?
怪しいサイトには、登録しないように注意しましょう。
迷ったら、親御さんに相談してから登録することをおすすめします。
個人情報の入力が必要な場合は、運営会社やプライバシーポリシーをよく確認してから登録するのが安心ですよ!
⑤18歳以上の高校生ならタイミーのスキマ時間で稼ぐ
18歳以上であれば、タイミーなどのスキマバイトサービスを利用して短時間だけ働くことも可能です。
タイミーのサービスは、18歳以上の全年齢の方がご利用いただけます。18歳以上であれば、高校生の方もご利用いただけます。
また、タイミーは面接や履歴書が不要で、自分の都合に合わせて働けるので、忙しい高校生でも利用しやすいです。
注意点は?
学校の規則でアルバイトが禁止されている場合は、利用しないまたは事前に許可をもらうようにしましょう。
また、タイミーなど短時間のアルバイトであっても、労働条件や安全面を事前にチェックし、トラブルに巻き込まれないように注意しましょう。
では次に、高校生のお小遣いの節約術を紹介します。
【FP推奨】高校生のお小遣い!賢い3つ節約術
お小遣いを増やす方法と並行して、賢く節約することも大切です。
ここでは、FPが推奨する、高校生でもすぐに実践できる以下3つの節約術をご紹介します。
具体的にどう節約すればいいのか、一つひとつ詳しく解説していきますね!
①本や動画でお金関連の知識を深める
お金の使い方や管理方法を学び、お金の知識を深めることで、賢く効率的に節約することが可能です。
難しそうに感じるかもしれませんが、高校生向けにわかりやすく解説した本や動画がたくさんあります。
▼FPおすすめの本
私がおすすめする高校生向けのお金の勉強本は、上記の3冊です!
FPおすすめの動画
動画からのほうが、情報を得るのが得意な高校生は、ぜひこちらの動画をご覧くださいね!
これらの知識は、お小遣いを有効活用するだけでなく、将来、アルバイトを始めたり、社会人になったりした時にも必ず役に立ちます。
当サイトでも金融知識を高める情報を配信しているので、ぜひ積極的に情報を集めてみてくださいね!
②お小遣いアプリでお金の流れを見える化する
お小遣いアプリを使うことで、お金の流れを「見える化」でき、お小遣いのやりくりがうまくできるようになります!
無料のアプリもたくさんあるので、自分に合ったものを選んで使ってみましょう。
FPおすすめのお小遣いアプリ
アプリ | 口座連携数 | 自動連携の有無 | レシート読み込み |
---|---|---|---|
マネーフォワードME →自動連携、レシート読み込み機能がほしい | 無料:4口座 有料:無制限 | あり | あり |
ファミリーバンク →家族とお小遣いの情報を共有したい | 無料:無制限 | あり | なし |
シンプル家計簿 →とにかくシンプルな家計簿がいい | なし | なし | なし |
③先取り貯蓄をする
お小遣いをもらったら、使う前に一定額を貯金する「先取り貯蓄」は、お金を貯めるための有効な方法です。
例えば、
- 欲しいものがあるとき
- 将来のためにお金を貯めておきたいとき
などに、
- 毎月のお小遣い:5,000円
- 貯金:1,000円
- 使うお金:残りの4,000円でやりくりする
ように意識することで、自然と節約する習慣が身につきます。
では次に、高校生のお小遣いについてよくある2つの質問にFP視点で回答していきます!
高校生のお小遣いについてよくある2つの質問
高校生から、お小遣いについてよくある質問は以下の2つです。
それぞれFP視点で回答していきますね!
Q1:お金の使い方で、今から意識しておくポイントは?
A.たくさんのポイントがありますが、特に以下の3つのポイントを意識しておくのがおすすめです。
- 優先順位をつける
→欲しいものがたくさんある場合、優先順位をつける癖をもつことが大切です。本当に必要なもの、そうでないものを区別することで、限られたお金を有効活用できます。 - 長期的な視点を持つ
→目先の節約だけでなく、将来のための自己投資にお金を使う意識をもつことも大切です。就職時に役立つ資格を取得したり、語学留学など学生の間にしかできない経験を得るためにお金を使ってみましょう! - 金融リテラシーを身につける
→インターネット上には様々な情報が溢れていますが、中には誤ったものや悪質なものも含まれています。書籍や信頼できるサイト(金融庁など)の内容を自分で精査し、正しい知識を身につけましょう!
Q2:高校生でも投資ってできる?
A.親権者の同意があれば、未成年者名義の口座を開設し、投資を始めることは可能です。
ただし、利用時にはいくつかの注意点があります。
詳しくは、以下記事をあわせてご覧ください!
高校生のお小遣い事情のまとめ
それでは最後に、本記事の重要なポイントを簡単におさらいしていきます!
高校生のお小遣い事情は、以下のような結果となっています。
- 平均的なお小遣い
→月5,000円〜8,000円くらい - お小遣いのもらい方
→定額制、都度制、報酬制 - お小遣いの使い道TOP3
→友達との交際費、飲食代、趣味や娯楽 - アルバイトしている高校生の割合
→約3~4割 - アルバイトの平均月収&シフト時間
→平均月収:3~4万円
→平均シフト日数:週2~3日
→1回あたりの勤務時間:3~4時間
高校生がバイトなしでもお小遣いを増やす方法は、以下5つです。
- 親に交渉する
- 家庭内で手伝いをして報酬をもらう
- 親族の代わりに不用品をフリマアプリで売る
- アンケートモニターでポイントを稼ぐ
- 18歳以上の高校生ならタイミーのスキマ時間で稼ぐ
高校生でもすぐに実践できる節約術は、以下3つになります。
- 本や動画でお金関連の知識を深める
- お小遣いアプリでお金の流れを見える化する
- 先取り貯蓄をする
以上、今回は高校生のお小遣い事情を紹介しました。
高校生のうちからお金について学び、賢く使う習慣を身につけることは、将来の生活を豊かにするために非常に重要です。
当サイトでは、今後も高校生にも役立つお金の情報を提供していきますので、ぜひ参考にしてくださいね^^
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