「子供にそろそろ習い事をさせてあげたいな」と感じることってありますよね。
- でも、正直
- 現実的に考えると
- 毎月の出費がキツイ
場合、通わせてあげたい気持ちと通わせられない現状の板挟みで悩んでしまうのではないでしょうか?
実際にFP相談でも、習い事の経済的負担について相談されることがあります。
でも実は、ある5つの対処法を実践してもらうだけで、比較的かんたんにその問題をクリアできるケースが多いので今回はそちらを紹介します。
これまで個別相談600件を超えるお金の相談にのってきましたが、効果は抜群。
ぜひ、一度お試しください!
具体的には、
- 子供の習い事にかかる平均相場
- お金がないけど習い事に通わせてあげたいときの対処法
- お金がかかりにくい習い事を選ぶコツ
の順に紹介していきます。
土屋 剛(つちや ごう)
- 株式会社FCTGファイナンシャルプランナーズ:代表
- 講演実績:SBI証券や楽天等のマネーセミナー講師、確定拠出年金投資教育講師
- 保有資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、日商簿記2級、一種証券外務員資格
子供の習い事にはいくらかかる?年代別の平均相場を解説
子育てをしていると、同年代の子が習い事にいくらかけているのか気になりますよね。
以下は文部科学省が平成30年(2018年)に調査した子供1人あたりの「年代別・習い事の平均相場(月額)」です。
幼稚園(月額)
- 公立:約7千円
- 私立:約1.3万円
小学校(月額)
- 公立:約1.8万円
- 私立:約5.4万円
中学校(月額)
- 公立:約2.6万円
- 私立:約2.8万円
高校(月額)
- 公立:約1.5万円
- 私立:約2.1万円
習い事にかかる平均額は、小学校と中学校時代に最も高くなるのが一般的です。
なるほど!
じゃあ、習い事には大体このくらいのお金がかかると思っておけばいいのね。
そうですね。
世帯年収やお子さまの人数によってもかけられる金額は変わりますが、目安にしていだくといいかもしれません。
- 出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」(幼稚園~高校)
- 1,000円以下は四捨五入
人気の習い事ベスト3と月額費用
学研教育総合研究所(Gakken)の調査(2019年8月)によると、習い事の費用が増えてくる小学生では以下の習い事が人気のようです。
- 1位:水泳…約4千円~1万円/月 ※1
- 2位:学習塾…約7千円~約1.5万円/月 ※2
- 3位:通信教育…約2千円~約8千円/月 ※3
水泳は昔から人気だよね。
通信教育っていうのは、「進研ゼミ」や「タブレット学習」のことかな?
はい!在宅でできる習い事のことです。
学習塾に通うよりも料金が手頃なので、通信教育を選択されるご家庭も増えているみたいですよ。
小学生時代は子供1人につき、約2~3個の習い事をかけもちしているケースが多くなります。
- 音楽教室
- 英語塾(英会話)
- そろばん
- 書道
- サッカー(フットサル)
- 武道(柔道、空手、剣道)
- 体操教室
なども一定数の人気を獲得しているようなので、ぜひチェックしてみてください。
お金がないけど子供に習い事をさせてあげたいときの対処法5選
さて、ここまで紹介した習い事にかかる費用をみて、
やっぱり我が家には、経済的に習い事は厳しいみたい…。
と感じた場合には、これから説明する
- 家計管理の方法を見直す
- 教育費がかかる時期を把握する
- ライフプランを立てる
- 収入を増やす(副業や在宅ワーク)
- 習い事について子供と話し合う
の5つの対処法を実践してみてください。
家計にゆとりが生まれて、習い事にあてる費用を捻出できるようになるはずですよ!
詳しい方法は、この後に一つひとつ解説していきますね。
家計管理の方法を見直す
まずは、家計に無駄がないかを探るために「家計管理の方法」を見直していきましょう。
できれば、ここではご夫婦で
毎月、お金がなくてキツイけどなんでだろうね?
たしかに…。一度我が家でも家計簿をつけてみようか!
といった話し合いの時間を持てると、チームで同じゴールに向かってすすめるので金銭的なゆとりを生みやすくなります。
詳しい家計管理の方法は、世帯のスタイル別に以下の記事で解説しています!
教育費がかかる時期を把握する
次に重要なのは、「教育費がかかる時期を把握する」ことです。
そうすることで、ご夫婦で
この時期は教育費がかかりにくいから、習い事にお金をかけられるな!
教育費が増えだす時期からは、外食や旅行を控えめにしよう。
など、お金の貯め時や使い時について共通認識を持ちやすくなります。
例えば、標準的な進学プラン※の場合は、お子さまが未就学児~小学生の時期が1番教育費が安いです。
もし習い事を将来のお子さまへの投資と考えるのであれば、家計に余裕がある子供が小さいうちに
- 好きなこと
- 得意なこと
を見つけてあげるのも一つの方法でしょう。
ご家庭で教育費がかかる時期を見極めて、習い事にかける費用などを調整してみてくださいね。
教育費については、以下の記事で詳しく解説していますよ!
- 標準的な進学プランとは…幼稚園(私立)→小学校から高校まで(公立)の進学プラン。
ライフプランを立てる
3つ目に重要なのは、「ライフプランを立てる」ことです。
1番大切なポイントといえる部分なのに、なぜか人はお金がないときに
- 家を買いたいけどお金がないな…
- 車を買い替えたいけど、どうしよう
- 習い事をさせたいけど、経済的に厳しい
など、それぞれの項目だけに注目して、お金について考えてしまいがちです。
そもそも、家計にゆとりがないのは、
- 現在~老後までの資金計画を立てて
- 長い目でお金を管理する
視点が欠けているケースが多くなります。
習い事という一つのポイントに縛られずに、広い視点でお金を貯める方法を考えましょう!
そうはいっても、どうやってライフプランを立てていいか分からない
とお悩みの場合には、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみましょう。
お金の専門家が時代に適した形でライフプランを立て、有効な金融商品等を選んで家計を最適化してくれます。
嘘だと思われるかもしれませんが、人によっては生涯の収支に何百万・何千万円もの差がつくケースもあるんですよ!
収入を増やす(副業や在宅ワーク)
4つ目は、「収入を増やす」という点です。
というのも、現代は
- 手取り年収が減っている
- 約40年で大学の教育費は3倍も増加
- 銀行や保険商品では、ほとんどお金が増えない
など、親世代と同じ年収であっても、昔より生活が厳しくなっています。
子供に習い事をさせてあげるための家計の余裕がどうしても生まれない場合には、通常の稼ぎ以外にも「在宅ワーク(副業)」等で収入を増やすしかないのです。
在宅ワーク(副業)であれば、
- 育児中…子供が寝たあとや幼稚園に行っている時間
- 本業がある方…通勤時間、仕事がお休みの日
などちょっとしたスキマ時間に、月に1~3万円程度の額であれば無理せずにお金を稼ぐこともできます。
ぜひ、検討してみてください!
習い事について子供と話し合う
最後に重要なのは、「習い事について子供と話し合う」ことです。
習い事のお金を払うのは親でも、実際に習い事をするのは子供。
まずは、子供の「やりたい」という希望をすべて叶える前に、経済的な事情を説明して「本当にやりたい習い事」を絞ってみるのはいかがでしょうか?
例えば、
- 家計的に習い事は1人1つまでだけど、何が本当にやりたいのか
- この習い事なら、金額的に2つできる
などを正直に伝えて、子供に習い事を選ばせることで、いくつもの習い事をかけもちするよりも本人のやる気や通う意思を高められます。
また逆に、
- 遅刻が月に2回以上になったらやめる
- 入会して3ヶ月以上やって、合わないと思ったらやめる
- 発表会や試合の後に、まだ続けるやめるかを定期的に話し合う
など「やめ時」も先に決めておくことで、ダラダラとやる気がない状態で習い事に通うのを防げます。
親だけで「習い事はできるだけさせてあげたい」と罪悪感を抱えるよりも、まずはお子さまを交えて習い事との向き合い方を話し合ってみてくださいね!
では次に、お金がかかりにくい習い事を選ぶコツを紹介していきます。
お金がかかりにくい子供の習い事を選ぶコツ
習い事を選ぶ際には、「月々いくらかけられるのか」といった上限を先に決めておくのが重要です。
とはいっても、子供1人あたり月謝1万円前後を家計から出せるようであれば、ほとんどの習い事は通える可能性が高いでしょう。
問題なのは、
- 月謝5千円以下しか出せない
- 月謝が1万円以上かかる可能性が高い
2つのケースです。
上記に該当する場合は、習い事選びを工夫する必要があります。
この後に
- 月謝5千円以下でも通える習い事
- 月謝1万円以上かかる可能性が高い習い事
について詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
月謝5千円以下の習い事3選
子供1人あたり月謝5千円以下の習い事を探す際にオススメなのは、
- スポーツ少年団
- 通信教育系(タブレットやオンライン学習)
- 学校・区民館を利用した習い事(運動・芸術系)
の3つです。
- 団体や地域が運営している
- 場所代がかからない
などの理由から低予算でも習い事ができます。
- スポーツ少年団:問い合わせ→こちら
- スポーツ少年団:都道府県別の習い事の種類→都道府県別競技別団数をクリック
- 通信教育系:コドモブースター、ストアカ、キッズウィークエンド
- 学校・区民:お住まいの地域の公式サイトに情報が記載されているケースが多い
(例)「川崎市 サークル」「練馬市 講座」などで検索
低予算な分、指導者のレベルにはバラツキが大きいです。
まずは体験や見学などで雰囲気をチェックしてから入会を決めるようにしましょう!
月謝1万円以上かかる可能性が高い習い事3選
子供1人あたり月謝1万円以上かかる可能性が高い習い事は、
- バレエ
- ゴルフ
- フィギュアスケート
の3つです。
月謝以外にも、道具代・発表会代・施設の利用料がかかってくるので、家計の負担が増えるケースが多くなります。
また、ピアノやバイオリンなども、使用する楽器を用意したり維持したりするのに、数十万円の費用が月謝とは別に必要になることも…。
受験や知育と名のつく学習塾も、月謝が高額になるケースが多いようです。
これらの習い事を検討される場合は、後々「教育費貧乏」にならないように最初からライフプランをしっかり立てておくのがオススメです!
結論:お金がないときの子供の習い事について
それでは最後に、お金がないときの子供の習い事について重要なポイントを簡単にまとめていきます。
子供1人あたりの習い事にかかる平均額は、小学校と中学校時代が最も高くなります。
- 公立
→小学校:約1.8万円/中学校:約2.6万円
- 私立
→小学校:約5.4万円/中学校:約2.8万円
を月々習い事にかけているご家庭が多いようです。
経済的に厳しいけど、子供を習い事に通わせてあげたいと思ったときには、
- 家計管理の方法を見直す
- 教育費がかかる時期を把握する
- ライフプランを立てる
- 収入を増やす(副業や在宅ワーク)
- 習い事について子供と話し合う
の5つの対処法を実践してみましょう。
家計に余裕が生まれて、習い事の費用を捻出しやすくなります。
習い事は、先に「金銭的な上限」を決めてから選ぶのがコツです。
- 月謝5千円以下しか出せない
- 月謝が1万円以上かかる可能性が高い
場合は、習い事の選び方やライフプランの立て方を工夫する必要があるので注意をしましょう!
以上、子供の習い事についてお話しました。
「ここまで読んだけど、分からないこともあるから一度お金の専門家に相談したい」という場合には、ぜひFP相談をご活用ください。
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